農業の知識シリーズ
イチゴの基礎知識―生態と栽培技術

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784416613689
  • NDC分類 626.29
  • Cコード C2061

出版社内容情報

イチゴの生態と栽培技術、品種の変遷などを詳しく解説。品種育成や最新技術、夏秋イチゴなどについての基礎知識も網羅している。

イチゴの栽培に不可欠な生理生態について理解を深められるよう、休眠、花芽分化、花芽の発育などを中心に、豊富なデータをもとに解説している。
栽培技術では、今日主流となっている促成長期どり栽培の生育ステージと管理作業の要点を中心に取り上げ、高設栽培やクラウン温度制御など注目の技術にも触れている。また、日本国内の端境期の収穫・出荷に向け近年、産地形成、品種開発の進んでいる夏秋どりイチゴについては、イチゴの生理生態との関連、栽培技術に加え、品種の解説、流通上の課題も交えてまとめている。
その他、長年品種育成に携わってきた筆者ならではの視点から、品種改良の歴史と品種の変遷、交配と育種についても詳しく解説されている。

栽培イチゴの誕生と我が国への伝来
栽培技術の発達と生産量
植物体の各器官と性状
生育ステージと生理生態
果実の品質
品種と育種
促成栽培の品種と栽培技術
夏秋どりイチゴの品種と栽培技術

【著者紹介】
1951年兵庫県生まれ。74年3月鳥取大学農学部卒業、同年4月農林省野菜試験場久留米支場。中央農業総合研究センター、国際農林水産業研究センター(中国長期在外研究員)、北海道農業研究センター、東北農業研究センターなどを経て、2012年3月に退職。現在、九州沖縄農業研究センター筑後・久留米研究拠点(久留米)で専門員として勤務。この間、「とよのか」「さちのか」などの品種育成に携わるとともに育種技術に関する基礎的研究や開花・結実に関する生態学的研究を行い、1991年に九州大学から学位(農学博士)を授与される。96年には日本園芸学会功績賞、2003年、09年および13年にはそれぞれ年間優秀論文賞を受賞する。著書に『イチゴQ&A―栽培技術早わかり』『中国の野菜』など、その他、共著多数。

目次

第1章 栽培イチゴの誕生と我が国への伝来
第2章 作型開発と生産量
第3章 植物体の各器官の性状
第4章 生育ステージ別の生理生態
第5章 果実品質
第6章 品種と育種
第7章 促成栽培
第8章 夏秋どりイチゴ(四季成り性品種)
第9章 夏秋どり栽培技術

著者等紹介

森下昌三[モリシタマサミ]
1951年兵庫県生まれ。1974年3月鳥取大学農学部卒業、同年4月農林省野菜試験場久留米支場に奉職。中央農業総合研究センター、国際農林水産業研究センター(中国長期在外研究員)、北海道農業研究センター、東北農業研究センターなどを経て、2012年3月に退職。現在、九州沖縄農業研究センター筑後・久留米研究拠点(久留米)で専門員として勤務。この間、「とよのか」、「さちのか」などの品種育成に携わると共に育種技術に関する基礎的研究や開花・結実に関する生態的研究を行い、1991年に九州大学から学位(農学博士)を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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shironeko

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図書館。今、ベランダのプランターで四季成りのイチゴを育てているのだけど、もうちょっとで一つだけ成ったのが食べられるかな、という頃に鳥に食べられてしまい、ネットを設置したりと自然と格闘中。ハウスで多く栽培してる人向けに研究者が書いた本という感じなので、超小規模ベランダ栽培の私には向かない本だったかも。品種の系統図を見てめまいがしそうに…しかしこういう地道な研究の結果できた美味しいイチゴを食べているだよなぁ、と思うと、感謝ですね。2015/04/14

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