地図の博物図鑑

メイソン，ベッツィ/ミラー，グレッグ【著】〈Ｍｉｌｌｅｒ，Ｇｒｅｇ〉/藤井 留美【訳】

日経ナショナルジオグラフィック社（2020/08発売）

• サイズ A4判／ページ数 320p／高さ 29cm
• 商品コード 9784863134645
• NDC分類 290.38
• Cコード C1025

内容説明

美しく魅惑的な地図、海図、図像とそこに秘められた物語を通じて、地図製作の背景を案内する。１５世紀の黙示録図から月面や海底を詳細に描いた初めての地図、紳士の身だしなみの懐中地球儀、スキー場の案内マップ、無限に増殖する芸術としての地図、さらに人気ドラマの地図まで。有名無名を問わず、図書館や公文書館の隅々まで地図を探し、関係者に取材し、これまで語られてこなかったエピソードと見ごたえのある地図を収集した。芸術と科学、精緻と想像がひとつになり、あらゆるものを地図にしてきた歴史を３００余点の図版でたどる。

目次

１　河川と海
２　都市
３　紛争と緊張
４　地形
５　経済
６　科学
７　人間の営み
８　いくつもの世界
９　芸術と空想

著者等紹介

メイソン，ベッツィ［メイソン，ベッツィ］
Ｅｌｉｚａｂｅｔｈ　Ｍａｓｏｎ。米国サンフランシスコ・ベイエリアを拠点とする科学ジャーナリスト。地球科学、動物行動学、地図学、そしてビールと守備範囲は広い。２００８～２０１５年に「ワイアード」のシニアエディターとしてオンラインの科学報道を担当し、科学セクションがウェビー賞を複数獲得するのに貢献した。サンフランシスコ・ベイエリアの日刊紙「コントラコスタ・タイムズ」で科学および国内研究所を担当し、カリフォルニア地震の報道で米地球物理学連合のデビッド・パールマン賞を受賞した。スタンフォード大学で地質学の修士号を取得、カリフォルニア大学サンタクルーズ校で大学院生向けサイエンスライティング講座を修了する。２０１５～２０１６年度はＭＩＴのナイト・サイエンスジャーナリズムのフェローだった。２０１３年からサイエンスライティング振興協議会の理事を務める

ミラー，グレッグ［ミラー，グレッグ］ ［Ｍｉｌｌｅｒ，Ｇｒｅｇ］
米国オレゴン州ポートランド在住の科学技術ジャーナリスト。「ワイアード」のシニアライター、「サイエンス」のスタッフライターを務めていた。地図だけでなく、神経科学、生物学、行動学、社会科学を題材に執筆している。いくつか受賞歴があるが、２０１３年、「サイエンス」人類の紛争研究特集号は全米科学工学医学アカデミーズから雑誌ジャーナリズム賞を受けている。スタンフォード大学で神経科学の博士号を取得し、カリフォルニア大学サンタクルーズ校で大学院生向けサイエンスライティング講座を修了した（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Panzer Leader]

地形や海図のみならず、こんなものまでと驚く事象・現象・情報・歴史的出来事などを地図化したものを紹介する図鑑。地図作成者達の不断の努力によって編み出された作品は正に芸術品といっていいほどの出来ばえで眺めているだけで飽きない。

2021/06/27

[みみりん]

色々な地図を作る人がいるので驚く。グランドキャニオンをヘリコプターで700回も飛んで航空写真を撮り150日近くも現地調査をして、その膨大な資料から地図を作ったり、戦争に備えて本物と同じ立体模型を作ったり、海底や地底の地図まで。人間はとてつもない探究心があるのだと感動。先日伊能忠敬のテレビ番組を見たが彼もこの本に載せたいくらい凄いと思う。

2021/01/30

[あまね]

夫が好きそうだと思って図書館で借りてきた。古今の色んな地図をカラーで紹介。地図って記録であり浪漫なんだなぁ。パラパラと拾い読みしただけだけど、ひとつひとつは読みごたえあり。重くてデカイのが難点？(^^;

2020/11/13

[たか]

内容は素晴らしいがでかくて重いから持ち歩きは向かない。家で読みましょう。

2020/11/11

[takao]

ふむ

2021/08/25