出版社内容情報
スピーカー開発に携わる技術者、自作アマチュアにとってバイブルとなる書籍シリーズが完結しました。
ミスターダイヤトーンと呼ばれる佐伯多門氏が長年にわたって収集した、スピーカーに関する内外の膨大な資料を整理した研究成果を書籍化したものです。これまで4冊刊行し、本書が最終冊・完結編となります。
19章のデバイディングネットワークでは、内外スピーカーシステムの回路を詳細に紹介し、また使用する素子についても言及しています。20章のエンクロージャーでは、形状の変遷、板材の素材と加工技術、効果的な補強を追求した測定技術などを紹介しています。21章では、従来ほとんど公開されてこなかった音響測定技術について、その発展の歴史を機材と無響室、解析方法などを紹介します。22章では人物と開発したスピーカーにまつわる歴史年表を収録しています。従来以上に初公開の資料が多く掲載されています。
■目次
カラー口絵
デバイディングネットワークとその構成要素
エンクロージャーの素材、加工、構成
スピーカーシステムの測定技術
第19章 スピーカーシステムの、帯域分割用デバイディングネットワーク回路の役割とその効果
第20章 スピーカー用エンクロージャーの役割と効果
第21章 スピーカーの音響測定用機材の開発と音響測定技術の変遷
第22章 スピーカー関係の歴史年表1800年~2000年まで
Ⅰ~Ⅳ巻までの正誤表
項目/人名索引
【目次】
カラー口絵
デバイディングネットワークとその構成要素
エンクロージャーの素材,加工,構成
スピーカーシステムの測定技術
まえがき
第19章 スピーカーシステムの,帯域分割用デバイディングネットワーク回路の役割とその効果
19-1 黎明期におけるネットワーク回路
19-2 ネットワーク回路の役割と具備すべき事項
19-3 帯域分割するネットワーク回路の基本設計と諸定値の設定
19-3-1 再生周波数特性改善のためにネットワーク回路で使われる各種補正回路
19-3-2 電気インピーダンス特性から見たネットワーク回路の対応
19-3-3 ネットワーク回路の諸定値で決まる複合型スピーカーシステムの特性傾向と音創り
19-4 各国の複合型スピーカーシステムに搭載しているネットワーク回路の実施例とその特徴
19-4-1 WEのトーキー映画用スピーカーシステムのネットワーク回路例
19-4-2 アルテック・ランシングのスピーカーシステム用各種ネットワーク回路例
19-4-3 JBLのスピーカーシステム用各種ネットワーク回路例
19-4-4 エレクトロボイスの代表的なスピーカーシステム用ネットワーク回路例
19-4-5 そのほかの米国製スピーカーシステムのネットワーク回路例
19-4-6 欧州と英国の代表的なスピーカーシステムのネットワーク回路例
19-4-7 わが国の代表的なスピーカーシステムのネットワーク回路例
19-5 スピーカーネットワーク回路に使用する主要部品について
19-5-1 ネットワーク用コンデンサー
19-5-2 ネットワーク用コイル
19-5-3 ネットワーク用の抵抗器
19-5-4 ネットワークの部品配置と配線技術
19-6 スピーカーケーブルの素材と構成の違いによる音質改善対応
19-6-1 スピーカーケーブルに使用する電線(導電体)の高品質化とその特徴
19-6-2 スピーカーケーブルの高性能化を狙う素材の改善と効果の主観的音質評価
19-6-3 バイワイヤリング方式の特徴
19-6-4 微小電流による異種金属の境界面での非直線歪みの発生防止策
参考文献
第20章 スピーカー用エンクロージャーの役割と効果
20-1 スピーカー用エンクロージャーの開発で何が課題か
20-2 スピーカー用エンクロージャーの各種方式の特質と高性能化への対応
20-2-1 有限バッフルの特質と高性能化への対応
20-2-2 後面開放型エンクロージャーの特質と高性能化
20-2-3 密閉型エンクロージャーの特質と高性能化
20-2-4 位相反転型エンクロージャーの特質と高性能化
20-2-5 音響管型エンクロージャーの特質と高性能化
20-2-6 そのほかのエンクロージャー
20-3 ス
内容説明
100年におよぶスピーカー技術の歴史を、筆者が蒐集した膨大な資料をもとに精緻に整理・集成した、スピーカーの百科事典。本シリーズは全5巻からなり、100年におよぶ欧米と日本の歴史的スピーカー技術と製品を詳細に紹介するもので、学術的価値の高いものであると同時に、系統的研究発表として日本初の内容です。ここまで膨大な資料を紹介する書籍は、他に類を見ません。
目次
第19章 複合方式スピーカーシステムの、帯域分割用デバイディングネットワーク回路の役割とその効果(黎明期におけるネットワーク回路;ネットワーク回路の役割と具備すべき事項;帯域分割するネットワーク回路の基本設計と諸定値の設定;各国の複合型スピーカーシステムに搭載しているネットワーク回路の実施例とその特徴;スピーカーネットワーク回路に使用する主要部品について;スピーカーケーブルの素材と構成の違いによる音質改善対応)
第20章 スピーカー用エンクロージャーの役割と効果(スピーカー用エンクロージャーの開発で何が課題か;スピーカー用エンクロージャーの各種方式の特質と高性能化への対応;スピーカー用エンクロージャーに使用する木質材料の概要;メーカーで製作するエンクロージャー工作技術の概要;エンクロージャーが振動する要因とその振動姿態の探索と改善;木材以外の素材を使ったスピーカー用エンクロージャーの製作例;日本メーカーで市販されたスピーカー用エンクロージャー単品の時代的変遷)
第21章 スピーカーの音響測定用機材の開発と音響測定技術の変遷(スピーカーの性能評価に必要なデータとその音響測定手法;わが国におけるスピーカーシステムの音響測定試験の基準と規格の制定;黎明期におけるスピーカーの再生周波数特性測定用自動記録装置の開発とその変遷;音響測定用の高性能標準マイクロフォンの開発とその変遷;コンピューターを活用したスピーカーシステムの音響測定)
第22章 スピーカー関係の歴史年表 1800年~2000年まで(1800~1899年;1900~1919年 ほか)
著者等紹介
佐伯多門[サエキタモン]
愛媛県今治市出身。1954年、愛媛県立新居浜工業高校電気科卒、同年三菱電機株式会社に入社。1955年より、ダイヤトーンスピーカーの開発設計に従事。40年にわたり多くのスピーカーシステムを開発。また、スピーカー用新素材や新技術を開拓。日本オーディオ協会理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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