出版社内容情報
子どもが無事に育ちますように…。親の願いがこもった魔除けの印。
「七歳までは神のうち」といわれていたことからもわかるように、乳児死亡率の高かった昔は疫病や事故などであっさりと命を落とし、
七歳まで生きられることがまれなことでした。
そのため、親たちは子どものすこやかな成長を願い、着物の背中に縫い取りをしたのです。
子どもに害をなす魔物は背中からやってくるといわれていました。背中心に縫い目がある大人の着物と違い、
一つ身で作る子供の着物は背中に縫い目がないため魔物に狙われやすいと信じられていたのです。
この本では、麻の葉や菱形、コマなどの伝統的な図案に加え、Tシャツやバッグなどの小物に刺してもかわいいオリジナル図案を、
堀川波さんのイラストとともにご紹介します。
全75図案。
■目次抜粋
第一章 ずっと変わらない親の思い・伝承柄
麻の葉、独楽、帆掛け船、兎、千鳥、紫陽花など
第二章 点結びの柄
三角形、六角形など
第三章 自由に、かわいらしく
リボン、ハート、いちご、兜、手裏剣、紙飛行機、富士山など
第四章 背守り刺繍をしましょう
下準備、基本の縫いかた、きれいに仕上げるコツなど
巻末 図案集
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内容説明
日本ならではの風習なので和の印象が強いかもしれませんが、洋服にも似合います。Tシャツやワンピースの背中に刺してみるのもいい。ポケットや襟、また帽子のつばなどを飾っても。ブローチにすればおとなも楽しめるアイテムになります。
目次
第1章 ずっと変わらない親の思い 伝承柄(麻の葉;独楽(こま)・菱(ひし) ほか)
第2章 おなじみの図形から発想して… 点結びの柄(三角形;六角形 ほか)
第3章 自由に、かわいらしく 手描きの絵柄(女の子―リボン・ハート・いちご;男の子―兜(かぶと)・手裏剣(しゅりけん)・紙飛行機 ほか)
第4章 ちくちく、楽しく 背守り刺繍をしましょう(下準備・図案の点と線を布に描く;刺繍・点から点へ糸を渡して線にする ほか)
著者等紹介
堀川波[ホリカワナミ]
1971年大阪生まれ。大阪芸術大学グラフィックデザインコース卒業後、おもちゃメーカーの企画開発を経て絵本作家、イラストレーターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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