中央アジア・遊牧民の手仕事 カザフ刺繍―伝統の文様と作り方

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

中央アジア・遊牧民の手仕事 カザフ刺繍―伝統の文様と作り方

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年05月05日 16時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 128p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784416519554
  • NDC分類 753.7
  • Cコード C5077

出版社内容情報

ウズベクのスザニ、インドのミラー刺繍、トルコのオヤ…アジア各地に受け継がれる伝統の手仕事は、手芸ファンを魅了してやみません。

モンゴル国の西端に位置するバヤン・ウルギーには、「カザフ」といわれる遊牧民族が今も牧畜を営みつつ暮らしています。
彼らは、遊牧、鷹匠、音楽、装飾など多くの独自文化を守り、発展させてきました。
そんなカザフの人々が愛しい家族のために制作する美しい刺繍。
現地では壁掛け布(トゥス・キーズ)として使用されますが、その大胆なデザインと色鮮やかさは圧巻の美しさです。

本書では、そんなカザフ刺繍の世界初の図案付き技法書として、
小ぶりでシンプルなモチーフから、複数のモチーフを組み合わせた大ぶりなデザインまで、全て図案付きで紹介。
基本的な作り方は、写真と説明でわかりやすく解説しながら、手持ちの服や小物にアレンジする方法まで幅広く網羅しています。

その大胆なデザインは、一見難しく見えるかもしれませんが、技法自体は大変シンプルなもの。
刺繍枠は画材用のキャンパス枠、刺繍針はレース編み用のかぎ針と、日本で手に入る手芸材料で作ることができるので、
刺繍初心者でも安心して始められます。

現地の美しい写真と文化背景を楽しみながら、実際に作品を作ることができる構成は、
世界の手仕事、手芸ファンはもちろん、文化資料としても活用いただける保存版です。

目次

1 カザフ人の装飾文化と刺繍(遊牧民族カザフ;カザフの遊牧文化 ほか)
2 カザフの伝統文様(縁に施す装飾模様;角の形状を用いた縁に施す装飾模様 ほか)
3 華麗なるトゥス・キーズの世界(カブディル・アイナグルの刺繍世界)
4 身近な服や小物に取り入れて(バッグ 花と葉の模様;ブラウス 花と葉の模様 ほか)

著者等紹介

廣田千恵子[ヒロタチエコ]
1988年生まれ。東京外国語大学モンゴル語科在籍中にモンゴル国に語学留学し、カザフ刺繍に出合う。その後、さらに2年間モンゴル国西部バヤン・ウルギー県にてカザフ人家庭に居候しながら、カザフの文様と装飾技法について学ぶ。2014年よりカザフ刺繍ワークショップや展覧会を全国各地で不定期に開催。2018年に師匠であるカブディル・アイナグル氏を日本に招聘するプロジェクトを行うなど、様々な形でカザフ文化の魅力を紹介する活動を継続している。NPO法人しゃがぁ専従スタッフを経て、現在は千葉大学大学院博士後期課程在籍中。日本学術振興会特別研究員DC2。「カザフ情報局KECTE」を通じて、カザフ文化に関する情報の発信を行う

アイナグル,カブディル[アイナグル,カブディル]
1963年、モンゴル国バヤン・ウルギー県ウルギー市生まれ。名前の意味は「鏡(アイナ)の花(グル)」。幼少の頃からカザフのかぎ針刺繍技法に興味を持ち、練習を重ねる。モスクワのデザイン学校に3年間留学し、帰国後に結婚。その後は劇場の衣装制作や専門学校での縫製の講師などを経て、1996年にウルギー市初のカザフ刺繍の専門店を開業した。現在は自宅にて制作活動を続けつつ、若い世代への指導なども行っている。布の上に文様を描くことなく、自由自在に刺繍することができる稀有な存在。2018年1月に日本に初来日し、全国7か所でカザフ刺繍ワークショップを開催。日本向けの商品の制作、販売も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

67
美しい模様はどこかで、、、???あ!アイヌにソックリです!どこかで世界は繋がっているのを感じました。花、羊の角、そして家畜の腎臓の模様。中には京友禅に似た柄もある。アイヌの方々と同じく家畜や動物、自然を大切にしているのがよく分かる。北海道や大阪の博物館で見る事が出来るので一度足を運んでみたい。2022/10/23

たまきら

31
読み友さんの感想を読んで。JICAモンゴルで働いていた友人がくれた刺繍にそっくりなので取り寄せました。刺繍の仕方だけでなく、カザフの人々の暮らしや文様の意味、日本でカザフ刺繍を見ることができる博物館まで紹介されていて大満足。特に網走の北方民族博物館には是非行ってみたいです。文様の意味を考えながら手元にある刺繍を見られる贅沢よ。ともに感謝感謝。2022/11/10

多津子

14
モンゴルにいるカザフ族の刺繍第一人者、アイナグルさんの作品集。単なる図案集なだけでなく、刺繍の変遷、実際に天幕型住居で使われている様子など、この地で暮らす人々のことや歴史が紹介されていて文化を知ることができる。アイナグルさんが刺繍を始めた経緯や文化を継続させようとする取り組みも紹介され読み物としても充実している。乙嫁語りの世界を彷彿とさせる美しい作品の数々。図案のセンスはともかく、作業自体は慣れればそう難しくないのかもしれないが、とんでもなく根気のいるであろう作品に感心するばかり。2020/04/13

ソバージュ

10
図書館本。モンゴル西部に暮らす遊牧民族カザフの生活文化、かぎ針刺繍についての素敵な本。見事な刺繍や紋様による壁掛け布トゥス・キーズの美しさ緻密さに圧倒される。多用される羊紋様や少々不完全に仕上げる点についてなど興味深い。2020/04/04

samandabadra

7
カザフのかぎ針での刺繍の由来を含めた解説、実際のデザインと、型として使えるデザインの指示書みたいなものがセットになった本。そのデザインに魅了した人にも応えてくれそうだし、実際に作ろうと思う人にもたまらない本だろうと思う作りになっている。個人的には腎臓がどうしてモチーフになっているのかに惹かれる。モンゴルだったら「肝臓」は同胞に近い意味に思えるが、腎臓にはどのような意味を載せているのだろう。民話とかで読み解けないものだろうか。あと、廣田さんが実演しているビデオを見る機会を得たが想像以上の速さでびっくりした。2020/04/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14022963
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品