あの人の宝物―人生の起点となった大切なもの。16の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784416516591
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C1076

出版社内容情報

ものづくりや暮らしに関わる様々な著名人の「宝物」を通し、豊かな生き方やものごとの捉え方のヒントをさぐるエッセイ集。暮らしの提案やものづくり等に携わる人生の先輩方を中心に、
“長く使い続ける大切なもの”を通した「物語」として記し、それぞれの生き方やものの考え方を切り取るエッセイ。

日々のちょっとした出来事や感覚を記したメモ帳、大切な人からの贈り物、人生の転機に手に入れた愛用の品…
それぞれにさまざまなドラマがあります。

豊かさとはなにか。
人生の“これから”を考える人に向け、生き方のちょっとしたヒントが詰まった一冊です。

大平 一枝[オオダイラ カズエ]
大平 一枝:作家、エッセイスト。長野県生まれ。大量生産、大量消費の社会からこぼれ落ちるもの・こと・価値観をテーマに各誌紙に執筆。著書『東京の台所』『男と女の台所』『ジャンク・スタイル』『もう、ビニール傘は買わない。』(平凡社)、『紙さまの話』『信州おばあちゃんのおいしいお茶うけ』(小社)、『日々の散歩で見つかる山もりのしあわせ』(交通新聞社)、『日曜日のアイデア帖?ちょっと昔の暮らしで楽しむ12か月』(ワニブックス)、『昭和ことば辞典』(ポプラ社)ほか多数。朝日新聞デジタル&w『東京の台所』連載中。HP「暮らしの柄」http://www.kurashi-no-gara.com/

目次

心の在り方、保ち方(田村セツコ―NYから取り寄せたバレリーナのポスター;松岡享子―六十九年前に手づくりした人形の家;吉沢久子―自由に料理を楽しむフランスの古い器;久野麗子―夫から初めて贈られた山葡萄のかご;江上栄子―義母から贈られた外国製の下着;カナヤミユキ―亡き母の思い出の紙粘土の花、ルドンの画集;宮城宣子―学生時代に夫に贈った手製エプロン;岡崎武志―自分で上書きし続けている『全国古本屋地図』)
旅の途中で見えてきたもの(ひがしちか―仕事の喜びを教えてくれたシアタープロダクツのコート;山内彩子―初めて美術品として買い求めた有元利夫のエッチング;春風亭一之輔―初めてもらった給金袋)
創造を持続する(柚木沙弥郎―世界を旅して集めたフォークアート;鋤田正義―母に買ってもらった二眼レフカメラ;松田行正―独立して三十五年使い続ける事務所のテーブル;蛭子能収―同僚から餞別にもらった腕時計;田窪恭治―釣りざおから手づくりした絵筆)

著者等紹介

大平一枝[オオダイラカズエ]
作家、エッセイスト。長野県生まれ。大量生産、大量消費の社会からこぼれ落ちるもの・こと・価値観をテーマに各誌紙に執筆。著書多数。朝日新聞デジタル&w『東京の台所』連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小太郎

19
人生の起点になった大切な物。各界の16人に聞いたフォトエッセイです。あまりメジャーな人は少ないけれど、それぞれのドラマはとても心に沁みました。中でも田村セツコ「バレリーナのポスター」岡崎武志「全国古本屋地図」ひがしちか「シアタープロダクツのコート」春風亭一之輔「初めてもらった給金袋」鋤田正義「母に買ってもらった二眼レフカメラ」蛭子能収「同僚から餞別にもらった腕時計」が気に入りました。写真がどれもビビッドで雰囲気があり素敵な一冊でした。2018/11/28

さすらいのアリクイ

13
イラストレーター、落語家、書評家など色々なお仕事をされている方たちの宝物、仕事、人生の中での出来事についてのお話が載っているインタビュー集。この本に書評家の岡崎武志さんのお話が載っているのを知ったので読んでみました。岡崎さんの宝物は教員時代に使っていた万年筆と、全国の古本屋の情報が載っている本。万年筆に噛んだ跡がついているのは何故か。古本屋の本に岡崎さんが新しい情報を書き込んでいるのは何故かなど。岡崎さんも他の方も、宝物が宝物になるまでのお話をされています。それぞれの方の人生と宝物がわかる本です。2017/09/26

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

8
日本の子供に宝物はなにか?と尋ねるとおもちゃとか物ばかりをあげ、イタリアの子は家族と答える、ってテキストがあり、だから日本人は的な結論になってました。それと同じで(同じなのか?)出会いとか思い出のようなものがあげられているのかなと思っていたらほんとに「物」でした。どれもその方の仕事の価値観、美意識を如実に現し、その根幹につながっている。宝物と出会えたタイミングはどなたも人生のわりと早い時期のようだけど、自分の根っこってのはやはり早くに出来上がっているのだろうな。アンテナにひっかかったものは大切に。2017/07/07

農明(ノウミョウ)

5
著名人の宝物はどんなものでしょうか。そこに宿っている想いがとても伝わってきました。その人の子供時代のもの、人生の岐路に立ったときに大切にされている品物ばかりでした。そして、それぞれのインタビューにおいて、夫または妻が亡くなられているケースがあり人生や命についても深く考えることができました。2022/08/14

茶々吉(パーソナリティ千波留)

2
2021年6月2日放送の みのおエフエム「図書館だより」で紹介するために読了。 イラストレーター、児童文学作家、デザイナーなどアーティストに宝物は何かを尋ね、それにまつわる思い出をまとめたもの。それぞれの宝物には人生が詰まっている。詳しい感想は毎週更新の千波留の本棚に→ https://www.kansai-woman.net/Book.php?id=2019092021/05/31

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