内容説明
戦国の一家臣から身を立て、52万石の藩主までたどり着いた黒田家の栄枯盛衰。秀吉に恐れられた軍師・官兵衛が、礎を築いた福岡藩・黒田家。代々同じ葛藤が当主を苦しめる。才人たちが陥った深い闇が起こす、苦悩の顛末を描いた歴史長編。
著者等紹介
池田平太郎[イケダヘイタロウ]
昭和36(1961)年、福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)に生まれる。家業は代々大工の棟梁であり、自身も、大学卒業後、家業である建設・不動産業に従事、現在に至る。宅地建物取引主任者、一級建築施工管理士、二級建築士、二級建設業経理士などの資格を数種保有(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ryuji
2
★★★★☆本のカテゴリーでは小説となっているが、小説と言うより「黒田家三代」(官兵衛・長政・忠之)の解説書といった感が強い。その中でも長政と後藤又兵衛の事についてはかなりページを割いて書かれている。また忠之の代に起きた「黒田騒動」など、著者の私見とは言え公平にものを見て書かれているように感じる。長政が中心に書かれているが、黒田家に興味のある人は読んでおいて損は無い本だと思う。2013/06/30
みゆう
0
官兵衛から長政、忠之と三代に渡る史実。三代なので深くなく、しかも黒田家だけではなく現代との比較もあるので全体を把握するのには分かりやすい書物。小説とはいえない気がする。他の作家の官兵衛の話がこの本を読んで腑に落ちる箇所もあったので流れを知るにはいい内容ではあった。2022/06/11
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