出版社内容情報
アートテラーのとに?が空想美術館の学芸員に就任。ルネッサンスから現代アートまでを優しく読み解く!読めば西洋絵画が好きになる!「興味はあるけど、アートってハードルが高いよね」
そう思っていらっしゃる方は多いと思います。
しかも、美術史はほぼそのまま世界史と同じ。
長大ですし、「印象派」や「フォービスム」など流派の名前も膨大です。
ですから、各流派の名前は聞いたことがあっても、具体的にどんな絵なのか?
なぜその流派が発生し、廃れたのか?
まで把握している方は少ないのではないでしょうか。
しかし、知らないままではアートに対して抱えているコンプレックスは消えません!
そこで本書の登場です。
本書では、過去から現代にかけて西洋絵画の世界で何が起きたかを俯瞰していただけるよう、
「空想の美術館」を本の中に作りだします。
そして、当館のガイドであるアートテラーのとに?さんと一緒に各部屋を回りながら、
「ムンクとセットで語られる『表現主義』って何?」
といった疑問に答えてもらうQ&A式の構成になっています。
芸人のとに?さんですから、解説も非常に親しみやすく、わかりやすいものになっています。
その大半は、マンガや映画、アイドルやテレビ番組といった親しみやすいポップカルチャーです。
これなら、アートに関する予備知識はほぼ必要ありません。
本書は、西洋絵画史の流れがわかるようルネサンス以前から19世紀美術、
そして多様性を帯びた20世紀美術までをご紹介していきます。
とに?さんはご自身の職業「アートテラー」のことを、楔を打つ仕事だとおっしゃっていますが、
まさに本書が「へぇ、この作家ってこんな背景があったのか。親しみやすい人だな」
「そんな理由で描かれた絵なんだ。実物を見てみたい!」と
読み手の心に楔を打ち込む内容になっています。
とに?[トニー]
とに?:1983年、千葉県生まれ。世界でただひとりのアートテラーで、芸人。「 難解」「ハードルが高い…」といわれがちな美術が持つ負のイメージを払しょくすべく、わかりやすく、オモシロく美術を解説することを生業とする。横浜美術館や森美術館、ポーラ美術館、ホキ美術館でのトークイベントやトークガイドのほか、週末には都内を中心とした美術館を訪問するアートツアーを開催。『芸術新潮』をはじめ、雑誌やラジオ、テレビ等でもアートの普及に全力を注いでいる。
内容説明
芸人であり、アートテラーでもあるとに~が、ポップカルチャーをまじえながら西洋美術史の流れをわかりやすくガイド。気軽に読めて、結構役立つ入門の書!
目次
壁画の部屋
ビザンティン、ロマネスクの部屋
ゴシックの部屋
初期フランドルの部屋
ルネサンスの部屋
北ルネサンスの部屋
マニエリスムの部屋
バロックの部屋
ロココの部屋
新古典主義~ロマン主義の部屋〔ほか〕
著者等紹介
とに~[トニー]
アートテラー。1983年、千葉県生まれ。世界でただひとりのアートテラーで、芸人でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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