出版社内容情報
指導碁でもハンデの小さい三子局・二子局について、古今の実戦例を集め、どのようにして上手に競り勝ったか検証します。
置き碁は指導碁ですが、三子局になるとひと隅が空いているため、その隅では上手が有利な戦いが予測されます。つまり、ハンデの非常に少ない指導碁です。全局的な主導権を上手に奪われないように、注意深く進めなくてはなりません。さらにハンデが小さくなる二子局は、ほとんど互先に近い感覚で打つことになるでしょう。本書は、古今の三子局・二子局より下手がいかにして上手と渡り合い、優勢を維持したか検証するものです。2008年の底本に三子局・二子局それぞれ2局を加筆し、増補版としてお届けします。
【著者紹介】
囲碁編集部:月刊誌『囲碁』の編集スタッフ。読者の囲碁を強くするために、いろいろな形で囲碁の面白さを伝えていきます。
目次
第1章 三子局―序盤を意識して(カカらない布石;徹底的に戦う;フリカワリ恐れず;守って戦う;手どころのがんばり ほか)
第2章 二子局―終盤を意識して(秀策の伸び盛り;若手を鍛える;守りから攻めへ;大場を急ぐ;二士の天元局 ほか)
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