出版社内容情報
哺乳類なのに自由に空を飛び回るコウモリは、世界中で大繁栄している。なぜ飛べるのか、謎に満ちた生態やその観察法を楽しく紹介。
なぜ、いつ、どのようにしてコウモリは翼を授かったのか。
翼を持つ数少ない哺乳類の中でも、まるで鳥のように優れた飛翔能力で、自由に大空を飛び回るコウモリ。その進化によって、世界中に広がり、1200種類以上もいる哺乳類として大繁栄に成功しました。その進化は謎が多く、近年のDNAの分析調査では、なんとウマに近い特徴を持つともいわれています。鳥のようでもあり、サルのようでもあり、ウマにも近い……いったいコウモリとは何者なのか、長年にわたって世界中のコウモリを観察してきた著者が、その正体に迫ります。
また、コウモリは最も身近にいる野生哺乳類。家の軒下や近所の公園、学校、神社、電車や高速道路の高架下、少し足を伸ばせば観光洞窟や沖縄などで観察することができます。不思議なコウモリの姿や生活を、あなたの目で調査するポイントも紹介します。
1章 コウモリはいったい何者!?
2章 なぜ空を飛べるのか?
3章 闇夜を制覇したエコーロケーション
4章 昆虫、植物とのふしぎな関係
5章 コウモリの生活
6章 こんなところで観察しよう
【著者紹介】
大沢 啓子:1988年に南大東島でオオコウモリに出会って以来、その姿を求めて世界を巡っている。お話会や観察会、企画展示など、コウモリの魅力を伝える活動をしている。コウモリの会評議員。主な著書に『身近で観察するコウモリの世界』(誠文堂新光社)、『オオコウモリの飛ぶ島』『二人のロタ島動物記』(山と渓谷社)、『南大東島自然ガイドブック』(ボーダーインク)、『コウモリ観察ブック』(共著、人類文化社)
内容説明
なぜコウモリは翼を持ち、世界中の夜空を支配する存在になれたのか?その答えはまだ研究の途中であり、謎だらけ。世界のさまざまなコウモリを観察してきた著者たちが考えた。
目次
1 コウモリっていったい何者!?―分類と進化の謎
2 空を飛ぶための体―コウモリはどう飛んでいる?
3 闇夜を飛ぶための超音波―コウモリの声は聞こえない?
4 空を飛ぶメリット―昆虫・植物とのふしぎな関係
5 コウモリの生活スタイル―洞窟だけがすみかじゃない!
6 コウモリを観察しよう―こんなところにもいる!
著者等紹介
大沢啓子[オオサワケイコ]
1988年に南大東島でオオコウモリに出会って以来、世界を巡ってコウモリを観察している。お話会や観察会、企画展示など、コウモリの魅力を伝える活動をしている。コウモリの会評議員
大沢夕志[オオサワユウシ]
1988年に南大東島でオオコウモリに出会って以来、世界を巡ってコウモリを観察している。お話会や観察会、企画展示など、コウモリの魅力を伝える活動をしている。コウモリの会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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