ハヤカワ文庫
プロフェシイ―大地の子〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 541p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150203184
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

聖都セプルヴァルタで厳かに大聖日の儀式が進行する中、大主教を暗殺せんと現われたフドールとその手下“ラクシャス”。聖なる剣の継承者として、必死に大主教を守るラプソディが見た“ラクシャス”の顔は、あまりにアシェと酷似していた。味方だと信じて旅を共にしてきたアシェが、悪の手下だったというのか?真相を確かめるため、彼女はアシェを呼び出すが…劇的に絡み合う運命に心揺さぶられる傑作ファンタジイ。

著者等紹介

ヘイドン,エリザベス[ヘイドン,エリザベス][Haydon,Elizabeth]
1965年アメリカのミシガン州生まれ。空軍士官だった父の転勤に伴い、世界各地を転々として育つ。大学卒業後、教育図書の編集者の職につくが、友人の勧めで初めて創作した『ラプソディ』が人気をよび、作家に転身

岩原明子[イワハラアキコ]
東京大学英文科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒダン

14
6冊続きの4冊目。1500ページ前の伏線が回収され、ミスリードを誘って読者をハラハラさせていた要素の真偽が明かされる箇所もある。だんだんとこの長い物語も終わりに近づいてきた。でもまだまだ分からないことは多いし、この後の展開が気になる。この巻の途中で主要な脇役の一人が亡くなってしまうのだが、それはここまでの流れにそぐわないように思えて意外だった。他人不信のアクメドが大分ゆるくなってきているので、次の巻ではちょっとした見落としから大苦戦すると予想。2015/12/15

しゃお

5
再読。大地の子であるグルンソルがメインとなる話かと思いきや、この第二部はラプソディの愛の物語でした。失い二度と得る事のないと思っていたものを再び得る喜びと、そしてまた失う事の哀しみに満ちて読む者の胸もいっぱいになります。2010/12/10

aiwendil1

2
三部作の第二部。主人公の諸々の回復が主眼の巻。大風呂敷の外縁が判明するものの、物語自体は説明をなぞるように進むばかりで拍子抜け。戯画的なまでに描かれていた要素はフェミニズム的文脈かと思っていたけれど、単なるエンタテインメント的文脈なのかもしれない。時折差し挟まれる、いかにも『ミスリードを狙ってます!』という場面描写がちょっと苦手。しかし話運びの巧みさは相変わらず。続きが気になる。2020/11/10

詩歌

2
「思い描いていた人物ではなく、ドラゴンがラプソディを自分の宝物にしてしまった」何を思い描いるのだねグルンソル君。ここに来てちょっと私に話してくれたまえ! ぐふふ。2014/03/17

ハンコ

1
やっぱりアクメドとグルンソルの出るシーンの方が面白いよね……。2018/02/07

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