出版社内容情報
巨大彗星ーアイソン彗星とはなにか、国立天文台副台長渡部潤一氏がわかりやすく紹介。彗星を深く知りたい知的好奇心に応える1冊。
2013年、天文界の最大の話題となる巨大彗星-アイソン彗星C/2012 S1。本書は「アイソン彗星とはどのような彗星か」、「彗星の規模はどれくらいなのか、どれくらいの明るさなのか」、「彗星とはどのような天体なのか」をわかりやすく紹介した書籍です。著者は国立天文台の副台長であり、天文学に親しみのない人にもわかりやすい解説で定評のある渡部潤一氏。彗星研究の第一線に立ち続けてきた天文学者であるとともに、長年の彗星ファンでもある著者が、過去の大彗星の発見や経緯、その動向などを紹介しつつ、アイソン彗星について紹介します。彗星は11月末から見ごろを迎え、-4等級の明るい彗星となることが期待されています。本書ではアイソン彗星がいつどのように見られるかについても平易に紹介。世紀の大彗星「アイソン彗星」について知りたい、知的好奇心に応える一冊です。
巨大彗星アイソン彗星がやってくる/アイソン彗星とはどのような彗星か?/大増光したマックノート彗星/予想を超えたラブジョイ彗星の増光/パンスターズ彗星が見せた動向/彗星とはどのような天体か/過去の大彗星/アイソン彗星はどう見えるのか-直前予報/アイソン彗星を楽しもう
【著者紹介】
国立天文台副台長。天文学者。専門は太陽系天文学。天文学の一般への普及に取り組む。国際天文学連合の惑星の定義委員会委員として冥王星の惑星からの除外を決定したメンバーの1人。 著書に『彗星の木星衝突を追って : P/Shoemaker-Levy 9;1993e』、『彗星、地球へ大接近! : C/Hyakutake 1996 B 2』、 『ヘール・ボップ彗星がやってくる』、『しし座流星雨がやってくる』(いずれも誠文堂新光社刊)ほか多数。
目次
第1章 “彗星の年”へのプロローグ
第2章 事件は小惑星から―小惑星接近とロシアの隕石落下
第3章 そして主役は彗星へ―パンスターズ彗星、現わる
第4章 パンスターズ彗星―華麗なる尾にまつわるストーリー
第5章 天文現象の予測に挑んで
第6章 アイソン彗星がやってくる!
第7章 アイソン彗星を楽しもう
著者等紹介
渡部潤一[ワタナベジュンイチ]
1960年福島県生まれ。天文学者。自然科学研究機構国立天文台副台長・教授。総合研究大学院大学数物科学研究科天文科学専攻教授。東京大学卒。理学博士(東京大学)。専門は太陽系天文学。太陽系内小天体の観測的研究に取り組み、とくに彗星を中心に太陽系構造の進化に迫る。また長年にわたり天文学の一般への普及に尽力。国際天文学連合の惑星の定義委員会委員として準惑星という新たな定義を決定し、冥王星をその座に据える案を作成したメンバーの1人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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