リゾート列車の育て方―えちごトキめきリゾート雪月花誕生秘話

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  • サイズ B40判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784415324944
  • NDC分類 686.214
  • Cコード C0265

出版社内容情報



黒崎 直史[クロサキ ナオフミ]
著・文・その他

内容説明

地方三セク鉄道最大のミッション。本格リゾート列車を立ち上げ、全国区に押し上げた三年間の葛藤。

目次

第1章 プロローグ(第三セクターに出向を命ず;新人鉄道社員誕生 ほか)
第2章 リゾート列車の運行構想(リゾート列車の全体像を構築せよ;業務遂行の苦悩 ほか)
第3章 疾風怒涛の運行開始(ゴールデンボーイの加入;雪月花の納入 ほか)
第4章 戦線整理(戦略をもってエージェントと対峙せよ;冬期運行を検討せよ ほか)
第5章 新たなる前進(新戦力の投入;ローレル賞受賞 ほか)

著者等紹介

黒崎直史[クロサキナオフミ]
昭和46年、新潟市生まれ。新潟大学法学部卒業、新潟県入庁。福祉や土木、教育等の地方行政を経験。国土交通省本省出向後、県庁本庁において運輸政策部局、危機管理部局に勤務。平成27年4月より、えちごトキめき鉄道株式会社に販売担当課長として出向。平成30年4月、出向を解かれ新潟県庁に復職予定。新潟大学大学院にて公共経営学修士取得。他の著作:有栖川三十郎のペンネームで「越後の鬼小島弥太郎」(角川学芸出版)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かず

17
感無量。久しぶりに1冊の本をぶっ通しで読了した。著者は小学校の時の旧友。その彼が県の上級職であることを知ったのは20年前の事。本著を知ったのは、3/24に各自治体の人事異動が発表された報道で、「彼、どうしているかな」と検索したことによる。すぐ購入したが、ようやく読めた。読後、胸の熱いたぎりを感じている。どうせするなら仕事は楽しく。ここまで入れ込めたら本望だろう。昔、上司(キャリア)に「趣味は本を書けるくらいに入れ込め」と言われたことがある。彼はこの他にも小説も書いている。「よし俺も!」今、熱くたぎる思い!2023/04/22

西澤 隆

3
採算のために朝晩は乗客すし詰めでも「一両」編成の車を走らせる三セク鉄道会社にあえて作る優雅な列車なのだもの。ブランドを確立する側と目立たず堅実に本業をやる側で互いに「アイツらなにやってるんだ」な軋轢が相当に強かったことは想像がつく。そこを「だからできない」にせず雪月花を立ち上げ、今春県庁に戻った出向課長の奮戦記。トンネルの多さを逆手に取ったシーンごとに最適の色と照度を作るアクティブなLED照明、提供する食事への妥協のなさなど仕事は素晴らしい一方、去るひとがこんな形で社内論敵に意趣返しするのかと鼻白む面も。2018/05/06

ビスコ

2
タイトルの通り、えちごトキめき鉄道のリゾート列車、雪月花が産まれるまでの奮闘記。社内の軋轢描写が多い気もするが、それが現実ということか。 良く言えば細かい、悪く言えば関係者にしかわからないような書き方が多いのが気になった。呑みの席の店の名前とか、別に言われても……2018/05/22

渡辺裕

0
こういった本は大別して二種類あると思う。一つはプロジェクトマネジメントの実例参考書、他方は関係各所への感謝の意を伝える記念本。 本書は圧倒的に後者の意味合いが強く、それを誤って本書を読むと必然的に期待値に到達しない。何を隠そう自分もその口で残念ながら後半は読み飛ばしが多かった。 新潟県民としてほぉーと思う箇所が無かったわけではないが、それを期待して読んでないので響かない。オープンクローズの問題があるのは分かるがもう少しオープンにして欲しかった。2018/10/12

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