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鉄橋物語―日本の歴史的鉄道橋梁を訪ねて

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  • サイズ A5判/ページ数 200p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784415316789
  • NDC分類 516.24
  • Cコード C0065

内容説明

山間に静かにたたずむ鉄橋、水量の多い大河を渡る鉄橋。古いものでは明治時代に架けられて今日まで百年以上も使われている。当時は太く頑丈な鋼材を製作することができず、長い鉄橋では細い部材を使い三角形の枠をつないでいくトラス構造の橋桁が多く架設された。それらは見た目の印象は華奢でも重い列車を支えて揺るがない、その機能性ゆえに繊細な構造美を感じさせるものといえる。本書は、そうした歴史的にも貴重な鉄道の鉄橋から古いもの、均整がとれて美しいもの、特異な形態のものなど計30橋を取り上げ、カラー写真とともに橋梁の概要と架設の経緯、構造と機能などについて詳細にわたり解説・紹介したものである。

目次

隅田川橋梁―JR総武本線(東京)
阿賀野川釜の脇橋梁―JR磐越西線(福島)
球磨川第一橋梁―JR肥薩線(熊本)
澱川橋梁―近畿日本鉄道京都線(京都)
末広橋梁―JR関西本線(三重)
一ノ戸川橋梁―JR磐越西線(福島)
松住町架道橋―JR総武本線(東京)
揖斐川橋梁―樽見鉄道(岐阜)
第二渡良瀬川橋梁―わたらせ渓谷鐵道(栃木)
早川橋梁―箱根登山鉄道(神奈川)〔ほか〕

著者等紹介

塚本雅啓[ツカモトマサヒロ]
昭和22年、鎌倉生まれ。日本大学理工学部卒業。鉄道ジャーナル社に勤務後、昭和63年からフリーの編集・ライターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

29
日本という国は交通網を敷こうとすれば、必ず、川を渡らねばならない.数多の鉄橋が(開業時は木橋も)鉄道開設以来150年近くに亘って築かれてきた.地理・地質・気象・建造費など、雁字搦めとも言うべき、諸条件の中で、懸命の努力をし、多くの鉄橋が今も役目を果たしている.全国から著名な鉄道橋を選び、美麗な写真とともに紹介した、この本は、新たな旅路へと読者を誘う.巻末の技術解説はやはり巻頭に持ってきて欲しかったと言う他ない.土木・構造用語が何の説明もなく出てくると、読者はきついものがある.良い本なのは確かであるが.2014/12/02

やまほら

3
美しい鉄橋の写真の数々は、見ているだけで十分に楽しい。また、それぞれの架橋の経緯や、構造に対する説明は詳細で、それぞれ興味深く読める。ただ、構造については、正直そこまで詳しくなくても(あるいは図で代替すれば)とは感じた。残り3分の1にある「鉄橋の種類と構造」を、もっと図を入れてわかりやすくし、冒頭に置かれていればよかったのではないか。2013/12/01

Teo

2
これは濃い。鉄道関係よりも土木関係の知識が濃い。これに対する解説本が別冊で欲しくなる程に。しかしそれだけに読み応えもあり、またずっと読んで行くとそれなりに関係土木知識が分かって来る。買ってしまった人は辛抱して読めば必ず開眼出来る。2014/01/20

onepei

2
乗って渡っているだけでは、なかなかわからない話。2013/11/12

morelemon

2
鉄道ジャーナルの連載を書籍化。構造物好きな自分としては各地の歴史的な橋梁がいろいろときれいな写真で見られてよかったです。2013/10/10

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