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クリスタル文庫
花扇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784415088709
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

今や人気の落語家山九亭感謝こと森野要がまだ半人前の頃、元兄弟子の寒也とそういう仲になった我が身の幸福に比べ、何の未練もなく男を使い捨てる師匠山九亭初助の孤独を気の毒に思うこともあった。しかしその人生には真実の愛を貫く想像以上の物語があったのだ…。粋な噺家たちの艶話が再びお目見え。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

せ〜ちゃん

30
★★★★★『座布団』の続編。 新装版の単行本ではなく、敢えてのユギさんイラスト入り文庫版で♡ 山九亭感謝こと要の師匠:初助の過去を探ろうとするライターが現れ、要と寒也の若い頃の結局別れ話にもならなかった別れ話の回想から始まり、最後にはずっと誰にも分からなかった初助の過去が明かされる。 短い幸福だったかも知れないけれど、初助の潔い程の寂しさの理由が間夫(まぶ)が唯一である証。 涙が出た。夫婦茶碗にも泣けた…。でも途中「初助師匠が損得抜きで可愛がったのは要だけだった」という寒也の言葉を思い出し少しホッとした♡2017/01/26

マッコリ

11
要と寒ちゃんカップルも40代になっても微笑ましくて大好きだけど、間夫っていったらやっぱり銀さんみたいな人のことをいうのねー。初助師匠の尽くしっぷりがなんとも可愛かった。銀さんや要に対する師匠は本当に優しいなあ。初助師匠の照れ顔や若かりし頃の銀さんとの絡みなどお宝挿絵があるから旧版は手放せないわ2012/04/26

たかはし

9
新装版既読。はあ~~~何度読んでも素晴らしいです。面白いなぁ。これからも何度も読んでその度に感動するんだろうなぁとしみじみ思う。おそらくユギさんが挿絵を担当されてる小説の中で一番の神評価なのが榎田先生の「永遠の昨日」と、この落語家シリーズだと思います。2014/02/16

リリー

8
よかった✨前作「座布団」に続き、昭和の落語家たちのお話。要の師匠・初助の過去がいよいよ明らかになります。しみじみとした良い作品で、また改めて再読したいです。2015/01/22

yourin♪

7
新装版にて読了。ユギさんの挿画が見たくて図書館で借りた。 こちらには『子別れ』と『花扇』だけが収録されているのね。 『夫婦茶碗』が良かったので、買うならやっぱり新装版にしよう♪2012/04/22

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