内容説明
若き日の政宗は、奥羽30余郡を席巻し、“独眼龍”の名で天下の諸侯におそれられた。秀吉・家康が天下取りに燃える中、この魁偉な容貌の奥州の龍は、秀吉の天下統一、関ケ原の合戦、大阪冬・夏の陣と、騒乱の戦国時代を、数々の権謀術数をめぐらしながら、最後まで戦国武将として生きぬいた。波瀾怒濤の乱世を、不敵な野望を燃やしつづけた「梟雄」の壮大な夢と挫折、そして生きざまを描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
4
家督を継いだ後の伊達政宗を描いた作品。この作品の特徴はなんといっても黒い片倉小十郎。輝宗&小次郎を嵌めた策は政宗のためとはいえ、よくもやるなという印象。後は基本的に普通のものではあるが、戦のシーンは非常に短い印象がある。支倉の南蛮派遣もあるのは、少し珍しいかな。ただ最後の方の政宗の肖像画にはちゃんと両目があるのが気になる。2014/10/05
半木 糺
1
小学生の頃に読んだ、私にとって初めての歴史小説。幼少期に片目が潰れたことにより、母親から迫害され、大きなコンプレックスを持つようになった伊達政宗。その幼少期のコンプレックスを軸に、戦国の世を生き抜いていく政宗の姿を描いている。2000/02/26
sota
0
病気で片目をなくした。2011/02/26