内容説明
本書は、ベテランの心理療法家であるコゾリーノが、「他者を援助する前に、心理療法家自身が完全に健康でなければいけないのか?」「自分の手に負えない問題を持つ人が来たら、どうすればよいのか?」といった悩みに応えるべく、初心の心理療法家に向けて書いた入門書である。本書は、あなたが望むような心理療法の専門家になるために、心理療法の技術を高めるだけでなく、心理療法家自身の内界の旅へと誘う。この内容は、心理療法の初心者だけでなく、中堅者にも得るものがあるだろう。
目次
第1部 面接初期を切り抜ける(私はどんなことに足を踏み入れたのか;集中し、聴くことを学ぶ;では、何をするのか ほか)
第2部 クライエントを理解する(課題と方略;心理療法家の感じ:予想されたことと予想されなかったこと;心理療法に通うのは怖いこと:抵抗のパラドックス ほか)
第3部 あなた自身を理解する(逆転移を明らかにする;世話をする人;満足でき、良識あるキャリアを積む:警告と励まし ほか)
著者等紹介
山田勝[ヤマダマサル]
愛知教育大学大学院教育学研究科修士課程修了後、名古屋大学医学部精神医学教室入局。1991年、愛知県立城山病院(現 愛知県精神医療センター)に勤務。臨床心理士。公認心理師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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