出版社内容情報
傾聴技法の独学用テキスト。傾聴の基礎である来談者中心療法の真髄が、9つの練習問題にて実践的にかみ砕いて説明され、理解を促す。
内容説明
相手の言いたいことを本当にわかっていますか?本音を引き出すプロカウンセラーの技。
目次
第1章 「傾聴」という援助法について(悩んでいる人を支える方法について;傾聴がなぜ支えになるのか ほか)
第2章 傾聴トレーニングの実践―応答の仕方(「ここで何を話せばいいですか」と尋ねる男性会社員;不登校で苦しむ女子中学生 ほか)
第3章 傾聴の実際(とにかく話し手を理解し、その理解を返そうと努めること;「間違えた!」と思ったとき ほか)
第4章 傾聴力をつけるために(傾聴力がつく学び方、つかない学び方;傾聴のコツ ほか)
著者等紹介
古宮昇[コミヤノボル]
米国メリーランド州立フロストバーグ大学カウンセリング心理学修士課程修了。州立ミズーリ大学コロンビア校心理学部博士課程修了。ノースダコタ州立ノースセントラル・ヒューマン・サービス・センター常勤心理士、南ミシシッピー心理コンソーシアム・インターン心理士、州立ミズーリ大学コロンビア校心理学部非常勤講師などを経て、大阪経済大学人間科学部准教授、心理学博士(Ph D.in Psychology)、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
28
言葉としては、かなり前から知ってはいるが、なかなかできないのが傾聴。自分が出来る出来ないもあるが、傾聴してもらえたと感じた経験も全く無い。経験が無いので、自分なりの想像の域を出ないのだが、それでも、少しでもその域に近づきたいとは思っている。エクササイズをやりながら、成程と思うことも多かった。少なくとも、良くない例に近いことが無かったのは救い。こころの持ちよう一つ。2017/09/06
てんちゃん
21
せめて月に一冊は、仕事に役立つ本を読もうと思ってはいるのですが、ついつい小説にばかり手が延びてしまって…。図書館から借りつつ2度の延長の後やっと着手。でも、読み始めたら興味深くすぐに読了。傾聴の技術指南はもちろんですがそれ以上に『人』というものについての哲学的とも言える理解と著者の信念に心が打たれました。『人の本質は成長を求め善良で社会的である』『「自分のことを分かってくれた、尊重してくれた」と感じるとき「人間を信頼していいんだ」と感じ始める。それは「自分を信頼してもいいんだ」と分かることである。』2015/07/27
くらげ@
15
(☆☆☆☆☆)例題が分かりやすく解説されていて読みやすかったです。傾聴するって簡単にいうけれど難しいんです!できていないのは自覚はしているので、努力はしないと。2013/09/27
左端の美人
13
傾聴・・奥が深い。2016/08/24
とふめん
12
#小宮昇 www.tohumen.com 普段の会話とカウンセリングの対話は違う。 相手を責めないように、言葉を引き出す傾聴術がまとめられていてためになった。会話を続けることが苦手な人のヒントにもなる。2021/05/21