出版社内容情報
自他の感情をとらえ、適切に扱うための知性EIは日常生活でどのように発揮され、その育成はどのように取り組まれているのだろうか
第1章 こころの不思議――感情知性(EI)とは何か
1 はじめに
2 EI概念の源を探る
3 サロヴェイとメイヤーからゴールマンへ
4 EI概念の様変わり
5 EI概念を吟味する
6 感情的特性に目を向ける必要性
7 EIの個別相対性
8 むすび
第2章 感情知性(EI)を測るには
1 EIの下位能力
2 EIの測定
3 EIの高い人とは、どのような人か
第3章 小・中学校における感情知性(EI)を育むプログラム
1 EIを育てるとは
2 SEL-8Sプログラムによる取り組み
3 SEL-8Sプログラムの教育効果
4 SELの世界的動向
第4章 感情知性(EI)を育む児童自立支援施設の試み
1 はじめに
2 児童自立支援施設とEI
3 児童自立支援施設での「SEL-8D学習プログラム」の概要
4 SEL-8Dの効果と今後の課題
第5章 感情知性(EI)は訓練次第で変化するか
1 はじめに
2 EIの訓練
3 心理教育プログラム研究の実際
4 日本におけるEI訓練の効果測定の試み
5 おわりに
第6章 非行に及ぼす感情の影響――感情知性(EI)と非行少年
1 はじめに
2 非行少年の個人内外の特徴
3 非行少年のEI調査の概要
4 非行少年のEI調査の結果
5 おわりに
第7章 “こころの知能”(EI)と意思・動機づけとの関係――脳科学の視点から
1 はじめに
2 EIと前頭葉
3 前頭葉―線条体ループの役割
4 おわりに
第8章 感情知性(EI)の測定はどこまで客観的か
1 はじめに
2 こころを測定するとは
3 心理テストの信頼性と妥当性
4 特性としてのEIの客観性
5 能力としてのEIの客観性
6 集団式表情認知テスト開発の試み
7 EIを測る際に問題となること
第9章 おわりに――「感情の有効活用」としての感情知性(EI)に向けて
1 EIの二つの顔――「感情に対する知性」と「感情に潜む知性」
2 道徳性に見る感情の動き
3 感情に潜む社会的知恵
4 感情のほどよい有効活用としてのEI
5 目標志向的なEIから全人志向的なEI
6 EIの発達について考える
7 おわりのおわりに
執筆者
遠藤 利彦【第1章、6章、9章】
豊田 弘司【第2章】
小泉 令三【第3章】
山田 洋平【第3章】
大上 渉【第4章】
松本 亜紀【第4章】
小松 佐穂子【第5章】
箱田 裕司【第5章】
石井 佑可子【第6章】
高橋 翠【第6章】
松元 健二【第7章】
中村 知靖【第8章】
小松 佐穂子【第8章】
【著者紹介】
九州大学大学院人間環境学研究院教授
内容説明
頭脳だけじゃダメ?感情の活かし方。知能指数(IQ)と感情知性(EI)では何が違う?感情知性と知的能力との関係は?感情知性を伸ばすための実際の教育とは?感情を知る者が人生を制す!
目次
第1章 こころの不思議―感情知性(EI)とは何か
第2章 感情知性(EI)を測るには
第3章 小・中学校における感情知性(EI)を育むプログラム
第4章 感情知性(EI)を育む児童自立支援施設の試み
第5章 感情知性(EI)は訓練次第で変化するか
第6章 非行に及ぼす感情の影響―感情知性(EI)と非行少年
第7章 “こころの知能”(EI)と意思・動機づけとの関係―脳科学の視点から
第8章 感情知性(EI)の測定はどこまで客観的か
第9章 おわりに―「感情の有効活用」としての感情知性(EI)に向けて
著者等紹介
箱田裕司[ハコダユウジ]
1949年生まれ。1977年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1988年九州大学より博士号取得(文学)。現在、京都女子大学発達教育学部教授
遠藤利彦[エンドウトシヒコ]
1962年生まれ。1992年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。2013年九州大学より博士号取得(心理学)。現在、東京大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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葉月ねこ
くらすけ
339r_t98
餃子