出版社内容情報
◇ 解 説 ◇
個性化と社会化の間を揺れ動く子どもたちの姿を彷彿とさせる121枚の絵を収録し,絵の解釈に関わる様々なテーマについて解説する。子どもの絵に対する著者の温かい姿勢,深い洞察は,読者に多くの示唆を与える。セラピスト,教育関係者,学生など,子どもの絵に関わるすべての人にとって魅力的な書である。
◇ 目 次 ◇
1 解釈について
2 形式上・様式上の特徴
3 認知が関与するのは:ボートに乗った人の絵
4 ほとんどが情緒的な子どもの家の絵
5 投影としての子どものアート
6 全体とパーツ
7 全体としての特徴
8 身体のパーツ
9 西欧社会の子どもたちが理解している性差と性役割
10 左右差とそれが描画におよぼす影響
11 木の絵とパーソナリティ
12 絵に表われた情緒障害
13 落し穴
14 平和教育におけるアートの役割
15 思い起こすことなど
付録 絵の解釈:手順について
◇ 著 者 ◇
Joseph H.Di Leo|1902-1994。イタリア,ボロ-ニア大学で医学博士号取得。ニューヨーク医科大学準教授,コロンビア大学講師を歴任。
◇ 訳 者 ◇
しらかわかよこ|九州女子大学心理社会学科教授,しらかわ小児科医院院長。
◇ 関連書のページ ◇
絵に見る子どもの発達
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