内容説明
毎日の街歩きを少し違った角度から見てみる。そこからこころのリフレッシュが生まれる。街のどこにどんな面白いことが隠されているか、視点や時間をずらして見えてくる風景を楽しむと、たくさんの人間ドラマが発見できる。そんな日常の街の観察のススメ。
目次
第1章 かんさつの方法(観察の種類;観察の道具 ほか)
第2章 おススメ観察スポットの条件(さぼり場 サラリーマンの憩いの場所;似たもの同士が群れる場所 ほか)
第3章 他人が持つ無意識の影響力(伝染する他人の仕草;三大欲求が人の行動を支配する ほか)
第4章 人を動かす街の風景(思わず走りたくなる;思わず立ち止まってしまう ほか)
第5章 心理学的街遊び(今日を占う;他人と競争する ほか)
著者等紹介
小林茂雄[コバヤシシゲオ]
1968年神戸生まれ。東京工業大学建築学科卒業、現在東京都市大学建築学科准教授。建築や都市の光環境、景観問題、落書きやストリートアートについて研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夏紀
14
無人の古本屋さん、ガチャガチャのところ(店名忘れた)で購入。公園での姿勢のとりかたや、カップル同士の距離感など、場所と人の行動の関係性の話に興味があったから面白かった。見にくいところもあったけど得られることはあった。他に場所と人の行動の関係性の本探したい。どうやって探したら良いんだろう。何学って言うんだろう。2018/09/11
Saku
11
路上観察という分野でもここでは考現学や心理学に近いやり方で街歩きを楽しむ方法が書かれる。路上観察というのは普段何気なく、自分とはあまり関係がないモノとしてみている風景や群衆を五感を総動員して自分との関係性を探り楽しんでいくものではないかと思う。 2016/01/14
n-shun1
1
図書館で。心理学的街遊びとあったので手に取った。当たり前の風景に法則や理由を考える。ある種の科学遊び。広場でどんな姿勢でいるのかデータを取ったり,人がいる風景を切り取って大喜利(アテレコ)をしてみたり。ストリート×人間で見えてくる世界。これは看図アプローチだな。 10年前に1度読んでいた。全然気づかなかった。2025/07/04
mutou_tsusato
1
「路上観察」というキーワードから、他の本を探していたときに見つけた一冊。図書館で借りる。写真が面白いが、全体の内容としては不十分な感があった。街で撮った写真を基に遊ぶのと、街の中で遊ぶのは違うのでは……(前著『街に描く』でも同じような点が)と思ったり、印刷上の問題か、フィールドメモが見づらいのが残念。2011/05/04
ひょるひょる
0
趣旨は面白いけど、構成とか見やすさとかがいろいろと残念だった。2017/07/10
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- 和書
- 愛は人を選ぶ