内容説明
さくさくわしわしずんずんすすむ。ひるめしのような人生だ。
目次
テーゲー主義
よそんちの庭
舞台裏
春寒波に完敗
ぱいかじがいいさあ
インド人の見た日本快怪記
鉄塔をのぼる話
旅のあさめし
なこその怪異
河芸町で大失敗の巻〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
76
シーナさんも高尿酸値に悩まされている。私もそうだが、ビールを毎日がぶ飲みし、うまいものを食っていれば尿酸値は確実にあがるのだ。物事には原因と結果があるのだ。文句ないのだ。文句あるのはホテルの朝メシである。本作においてシーナさんはB級ホテルの朝食バイキングについてスルドク分析し批評している。旅の達人の慧眼というほかない。この本を読んでいた頃、まさに私はB級ホテルにGo To トラベルしていたのだ。朝メシの問題は身につまされるのだ。八丈島の漁師が作るぶっかけめしは私も食いたいぞ。2020/11/19
takeapple
7
独身時代の食生活はこの人にかなり影響されていたなあ。2002/10/25
Gen Kato
5
再読。「舞台裏」読んでからおしゃべりしながら食事するのが怖くなったんだよな… 「わしらは怪しいプリン隊」、隊員になりました(泣)2016/02/07
wasabi
3
自分をバカおとっつぁんとおとしめながら、その実、日本の政治家や官僚、いやいや広く国民を愚か者と訴え続ける彼のスタイルは変わらない。言いたいことは分かるけれど、持論に理解を求めて改革を成さんとするならば、単に風刺を繰り返すばかりでは結果を得られないだろうなぁ。2011/12/25
Hiroshi Matsui
3
読み始めてすぐ、 「あれ!?..あれぇ~? あれあれぇぇ~~?」 と思ってしまったのは、今回の椎名さんはずいぶん後ろ向き思考なところ。 あれぇ~?こんな人だったっけ? 歳とって少し変わったのかなー...? と思っていたら、「文庫版あとがき」によるとご本人自身3年ぶりに読み返して、「ウックツした話が多い」と思ったようだ。 それで「まぁニンゲンだからいろいろな山だの谷だの越えていく過程がある」と言うことらしい。 読者側の勝手に思う「椎名さんの本」の需要としては、「自身がウックツしそうな時に読む気晴らし2011/02/22