出版社内容情報
爺さんに“婆汁”を食べさせた狸の残虐性が描かれた「かちかち山」。「浦島太郎」は玉手箱を開けてもお爺さんにはならなかった!まさかり担いだ「金太郎」の実在のモデルって誰?「桃太郎」が作られた背景には朝廷支配を物語る“温羅伝説”があった。今ではもう語られない「舌切り雀」の正直爺さんへの数々の試練とは……誰もが知ってる物語に驚きの発見が続々。なるほど、本当はこんな話だったのか!本文2色刷り、カラー口絵4頁付。
内容説明
桃太郎、猿蟹合戦、浦島太郎、かぐや姫…誰もが知ってる物語に驚きの発見が続々。なるほど、本当はこんな話だったのか!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
149
日本五大昔話(桃太郎、花咲か爺、猿蟹合戦、舌切り雀、かちかち山)などメジャーな物語から、もっとマイナーなものまで多数紹介されてます。アイヌのカムイユーカラ(神話)の超自然的スケール感とかイイんですよねぇ。結構残酷だっり、とぼけていたり、奥深さを感じたり...これ一冊で、あなたも日本昔話通になれます。2020/02/18
大先生
8
「カチカチ山」が残酷過ぎます。お婆さんがタヌキに殺されてしまうだけでも残酷ですが、地域によっては殺した婆さんを汁にして爺さんに食べさせるという話も多いようです。「ばんばあ食ったか、ざまあみろ。流しの下の骨を見ろ、戸棚のなかの頭あ見ろ」と。「安達原」は悲し過ぎます。老婆が自分の仕える姫様の病気を治すためには妊婦の生肝が必要ということで、妊婦を殺して生肝を手に入れたけど、その妊婦は昔別れた自分の娘だったと。発狂して本当に鬼婆になってしまったのもやむを得ないという感じがします。2024/12/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
読み始めて『図説 絵とあらすじでわかる!日本の昔話』 https://bookmeter.com/books/7858787 と同じ内容?と思ったら加筆修正されて2020年1月に発行されたものでした。2020/11/07
ekura
3
お伽草子研究と口承文芸研究の大家、徳田和夫先生(通称とっくん)監修の新書(2014)の文庫化。ちゃんとした人の監修だけあって安心して読める。2020/02/22
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