内容説明
「官軍もなかなか上手に鉄砲を撃つようになったのう。これで安心でごわす」敵に向けられた西郷隆盛の言葉の真意とは…史実では語られない、あの人の人心掌握術。
目次
序章 人の心を掴む政治家はどこが違うのか
第1章 「官軍もなかなか上手に鉄砲を撃つようになったのう。これで安心でごわす」英雄の謙虚さ―西郷隆盛の場合
第2章 「私の言うことが間違っていたら、徹底的に追究せよ」私欲をかなぐり捨てる―伊藤博文の場合
第3章 「来年に延ばせない用事でやってくる人もいるから、留守にはできないよ」徹底的な優しさ―原敬の場合
第4章 「それは、県議会の仕事でしょ」ユーモアと“隙”―吉田茂の場合
第5章 「さぁ、ここに金があるから、これを持っていって選挙をやりたまえ」タテマエに隠れた真意―大野伴睦の場合
第6章 「池田はウソは申しませんッ」「新聞記者は出て行けッ」バカ正直者か、巧みな人事操縦か―池田勇人と佐藤栄作の場合
第7章 「金は土下座して受け取ってもらえ」気くばりと明るさ―田中角栄の場合
著者等紹介
瀧澤中[タキザワアタル]
昭和40年生まれ。東京都出身。駒澤大学法学部上條末夫研究室卒。作家・政治史研究家。日本ペンクラブ会員。日本経団連等各種団体で講演を行ないつつ、ラジオなどにも出演。歴史雑誌(『歴史読本』新人物往来社)等執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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