内容説明
毒殺説をくつがえす加藤清正の本当の死因、三年間その死を隠し通した武田信玄のさらなる野望―知られざる運命に迫る。
目次
第1章 戦乱の序章を駆け抜けた男たち(太田道潅―道潅が「当家滅亡!」と叫んだ理由;細川政元―修験道への傾倒が招いたもの ほか)
第2章 覇権を賭けて争った群雄の行く末(武田信玄―三年間死を隠し通したさらなる野望;上杉謙信―戦乱の世を駆け抜けた正義漢の死因 ほか)
第3章 志なかばにして散った天下の夢(織田信長―本能寺に至るまでの四十九年間;足利義輝―「剣豪将軍」に相応しい最後の戦い ほか)
第4章 天下統一に分かたれた運命(豊臣秀吉―頂点を極めた天下人の終幕;竹中重治―秀吉の天才軍略家が選んだ死地とは ほか)
第5章 戦国の終わりを告げる武将たちの末路(徳川家康―徳川政権を築いた男の終生;本多忠勝―「過ぎたるもの」と讃えられた武将の末路 ほか)
著者等紹介
中江克己[ナカエカツミ]
1935年、北海道函館市生まれ。編集者を経てノンフィクション作家。歴史の意外な側面や歴史人物のもう一つの顔に焦点を当てて、執筆をつづけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
25
著名な戦国武将たちの最期をまとめた本です。短節に纏められていますので読みやすかったです。2024/06/01
急いで突厥
21
天下統一をかけて戦った戦国武将たちの顛末はどうだったのか?一人の人間の死に様を掘り下げ、意外な素顔を解説した本。織田信長・徳川家康といった有名どころからマイナーな武将まで64人が列挙されている。2015/03/08
Kurosawa Manabu
1
滝川一益って確か前橋に行ったけどその後どうなったっけ,など,戦国時代の人々は生涯の一部は知っていてもその後まではわからないことも多く,つい手に取る.といっても,不明なことも多く出典も出ているわけではないので,信じすぎると「鶴ヶ城が落城したのは排泄物がたまりすぎたため」などという与太話にならないとも限らないので,そんな説もあるのかというレベルの情報として捉える.でも長束正家は「ながつか」ではなく「なつかまさいえ」でないと感じが出ないな...2013/01/28
ぎゃり粉(ぎゃりこ)
0
普段の生活について触れられている武将の話がよかった。摂生のことや戒めのこと。2017/09/13
あーさー
0
110円で売られているとつい買っちゃう、戦国武将モノ。以前にも似たようなテイストの本をいくつか買っているものの、著者によって武将の評価が異なるから面白いです。2023/06/12