内容説明
ベトナムで、ゆでたまごを口にした瞬間のコリコリ感の恐怖、無事空港も通過して持ち込めたドリアンなのに、日本の電車のなかで女子高生に見破られる悲劇、タイの山奥の村で突然出された豪華な豚のフルコースに込められた、深い真相とは…アジア各地で食べ物と人間が巻き起こす、悪戦苦闘痛快エッセイ。
目次
1章 手で食べるのだ(手で食べるのだ―インド・カルカッタ;チキンとマトンの選択―パキスタン・ラホール ほか)
2章 最後の晩餐(フラれた胃袋に臓物を―トルコ・イスタンブール;富士山カレー―インド・カニヤー・クマリ ほか)
3章 子豚の丸焼き(ライフルとアイスクリーム―パキスタン・ペシャワール;大食い株主総会―タイ・バンコク ほか)
4章 インドの山奥の物語(マンゴー泥棒―タイ・バンコク;ぼそぼそチキンが最高―イラン・テヘラン ほか)
5章 旅行資金捻出計画(屋台の誘惑―インドネシア・プロボリンゴ;旅行資金捻出計画(1)―インド・コバラム ほか)
6章 神の棲む山でチャイを(砂にまみれて星の味―パキスタン・バルーチスターン砂漠;ドリアン狂騒曲―日本・東京 ほか)