内容説明
さまざまなメディアを通して彼らの文化に触れているにもかかわらず、私たちはアメリカ黒人の歴史を表面的にしか知らない。アフリカ大陸からアメリカ大陸に奴隷として「輸入」されて以来、「虐げられる人種」として扱われながらも、南北戦争による奴隷解放を経て、狡猾なジム・クロウ制度による差別に抵抗し、公民権運動で「人」としての権利を勝ち取り、その苦難に立ち向かっていった黒人たち。数え切れないほどの犠牲を礎に、ついには大統領まで生んだ長い闘いの軌跡と、現在にも根深く残る差別問題を丹念に追い、二一世紀の今日まで、約四〇〇年にわたるアフリカ系アメリカ人たちの歴史を概観する。
目次
第1章 アフリカの自由民からアメリカの奴隷へ
第2章 奴隷としての生活
第3章 南北戦争と再建
第4章 「ジム・クロウ」とその時代(一八七七~一九四〇)
第5章 第二の「大移動」から公民権運動まで(一九四〇~一九六八)
第6章 アメリカ黒人の今とこれから
著者等紹介
バーダマン,ジェームス・M.[バーダマン,ジェームスM.][Vardaman,James M.]
1947年、米国テネシー州生まれ。ハワイ大学大学院修了。1976年に来日し、いくつかの大学で教鞭を取ったのち、現在、早稲田大学文化構想学部教授。アメリカ南部と黒人文化の研究に取り組んでいる
森本豊富[モリモトトヨトミ]
1956年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院Ph.D.。現在、早稲田大学人間科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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