内容説明
朽ち果てた祠、出口の見えないトンネル、地図から消された池…ふいに「恐怖」は忍びよる。
目次
第1章 大都会の日常を打ち砕く戦慄の瞬間―関東巡礼
第2章 凍りついた大地を襲う青白い恐怖―北海道・東北巡礼
第3章 静寂の彼方に響きわたる魔のざわめき―中部巡礼
第4章 南国で待ち受ける冷たい悪夢―九州巡礼
第5章 喧騒と伝承の狭間に浮かぶ亡霊たち―近畿巡礼
第6章 霊場をとり巻くゆゆしき気配―中国・四国巡礼
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
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怪奇ミステリー探偵団の6人が日本全国の心霊スポットを旅してついでに実話怪談を蒐集した一冊ですね。関東、北海道・東北、中部、九州、近畿、中国・四国の6ブロックでは他所に引けを取らない怪異が目白押しで改めて日本は幽霊大国で天国だなと思えますね。平家の落ち武者の呪いの兜に手を触れた為に祟られチェーンソーに触れて左腕を切断してしまった男の話。二人乗りのバイクの若者がトンネルに入って抜けた後に落とし物を取りに戻るとヘルメットの中には友人の生首が入っていて後部席に胴体だけがしがみついて「おいていかないで」と言った話。2020/03/22