青春新書インテリジェンス 歴史の真相が見えてくる旅する日本史

河合 敦【著】

青春出版社（2024/04発売）

• サイズ 新書判／ページ数 256p／高さ 18cm
• 商品コード 9784413046923
• NDC分類 291.09
• Cコード C0221

出版社内容情報

旅は日本史で巡るとこんなに面白い！ 全国をくまなく旅してきた人気歴史作家が、「義を通した土方歳三の散り際（函館）」「前田家が“加賀百万石”を築くまで（金沢）」などのテーマで旅のコースを厳選。史実や人物の「リアル」を感じつつ日本各地の名所を回ることで、いつもの旅行が10倍豊かになります。読むだけでも楽しめる、「日本史旅」の読むガイドブック。

内容説明

人気歴史作家が旅のプランを厳選。あの名舞台を見て、歩いて歴史を五感で愉しむ！日本全国の人気観光地を“日本史目線”で紙上ガイド！

目次

プラン（１）　数々の危機を乗り越えた前田家が「加賀百万石」を築くまで―金沢の旅
プラン（２）　最果ての地で、あくまで義を通した土方歳三の散り際―函館の旅
プラン（３）　江戸城から泉岳寺へ。歩くと見えてくる元禄赤穂事件の真相―東京の旅
プラン（４）　名君たちが残した“技術立国日本”の礎を辿る―九州（長崎、佐賀、鹿児島）の旅
プラン（５）　戊辰戦争のさなか、命を賭してお家と領民を守った男の物語―村上の旅
プラン（６）　天明の飢饉から領民を救った知られざる名代官、山村蘇門―木曽の旅

著者等紹介

河合敦［カワイアツシ］
歴史研究家、歴史作家。多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。１９６５年、東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学（日本史専攻）。多くのメディアに出演する他、執筆、講演、テレビ時代劇の時代考証、監修など、幅広く活躍中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[うー]

金沢、函館、長崎など、日本史の舞台になった土地を旅しながら、歴史を紹介する本。目次でみて東京はいいやと思ったが、吉良上野介の話でこれが一番面白かった。なるほど、これが忠臣蔵の真実なのかも。行ってみたいのは函館ですね。土方歳三。開陽丸記念館。

2024/06/30

[Tsunoda Kazuhiro]

文章が平易で読み易いです。歴史を踏まえた観光ガイドブックのように読めます。資料や小説で読んでいた事柄を実際に出かけて想像していたものと現実を見て思いをはせ実感する。ただ史跡、記念館をみて史実を知るだけではなく、エポックメイキング的なことにはその土地のそれまでの歴史や風土が背景にあると思います。背景を踏まえながらも広い視野からそこにフォーカスして納得していくような感じが良いです。この本を手始めに歴史を深く知る切っ掛けにもなるのでは。この本を片手に旅行したら楽しいと思います。シリーズ化を期待してしまいます。

2024/09/14