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内容説明
いろいろな古代文明で、一週間を7日とする暦を使っている。ということは、神様は7日でこの世界をつくった、という神話ができる理由がある。人びとの生活のほうが先で、神話ができたのは後なのだ。暦に合うように神様は7日目に休んでいただかないと困る。神話より先に、人びとは7を大切にしていた、ということだ。その謎解きを、本書でしている。
目次
第1章 ピラミッドに秘められた“黄金比”と“宇宙観”―抜群の観察眼と数学思考から生まれた建築技術(ピラミッドは数学的に見ても神秘の遺跡;“自然の仕組み”を考える二つの流れ;アラビア数字が世界を変えた;なぜ古今東西。奇数が大切にされるのか)
第2章 中世ヨーロッパで、科学や芸術が遅れた本当の理由―アラビア世界にあって、キリスト教世界にはなかった数字と発想(キリスト教と縁起の良い数・悪い数;自然界に共通する聖なる数と形;神と対立する科学)
第3章 ルネッサンスはアラビアのおかげだった―古代ギリシャ、エジプト、アラビアを経て花開いた数学発の文化(十字軍の遠征がヨーロッパの科学を発展させた秘密;ルネッサンスの担い手が科学者だったもっともな事情)
第4章 一週間はなぜ7日になったのか―人の一生を大きく左右した、天体運動の計算と暦(一週間は古代から7日だった?;コペルニクス的転回の真相と暦づくり;占星術・錬金術が発展させた科学)
第5章 心の中に生きる数学―信仰から音楽、絵画まで、いまにつながる数学的成果(生活に根づく月名や時間の由来をたどると…;数学者たちが愛した芸術)
著者等紹介
柳谷晃[ヤナギヤアキラ]
1953年東京生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻博士課程修了。数学をわかりやすく教えることに定評があり、その対象は学生からビジネスマン、リタイアした人まで幅広い。一方で、日本の伝統芸能や西洋史、西洋文明にも精通する異色の数学研究者でもある。現在、早稲田大学高等学院数学科教諭・早稲田大学理工学術院兼任講師、早稲田大学複雑系高等学術研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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小鈴
kitten
open
どりる☆ふりこ
Retty
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