内容説明
保元・平治の乱、福原遷都と日宋留易、厳島神社と平家納経…争乱の世を生き抜いた「非情の覇者」の意外な実像に迫る。
目次
第1章 『平家物語』とは何か(『平家物語』とは何か―無常観を主題に平氏一門の隆盛と滅亡を描く軍記物語;作者と成立―さまざまな人の手を介して結実した「原・平家物語」 ほか)
第2章 あらすじでわかる!『平家物語』(祇園精舎~内裏炎上―忠盛・清盛の台頭と反平氏勢力の増長の萌芽;座主流~蘇武~後白河院にまで伸びた清盛の追及の手 ほか)
第3章 平清盛の知られざる実像(出生と時代環境―清盛の異例の出世と白河法皇の「落胤説」;保元の乱―天皇家・摂関家藤原氏・源氏・平氏が入り乱れた大乱 ほか)
第4章 源平合戦の顛末(石橋山の戦い―平氏打倒を掲げついに立ち上がった頼朝;富士川の戦い―源平両軍によるはじめての全面衝突 ほか)
著者等紹介
日下力[クサカツトム]
1945年、新潟県佐渡生まれ。1971年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。文学博士。専攻は中世軍記文学。現在、早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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YOS1968
2
NHK大河ドラマの為に読みました(大河史上最低の視聴率とのこと。個人的には最近10年間で一番おもしろく、1月からずっと最後まで楽しく見させて頂きました)。記憶違いもあり、平安末期・源平時代の復習にはもってこいの一冊でした。武士階級の階級闘争、日本史上最強の革命者の半生は魅力的だ。2012/08/24
魑魅魍魎
2
2012年大河ドラマの主人公,平清盛と平家物語の概略を解説した新書.地図等の図版が豊富で,見た目以上に詳しいが,詳細には触れない出来事,人物が多く,予備知識なしでは少しツラいモノがある.原典に当たって後,読み返すと解り易くなるのカモしれない.2011/12/15
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