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内容説明
坂本龍馬が「贋金」製造を計画し、実行しようとしていたことは、多くの史料、文献が示す事実である。だが、おそらく龍馬のイメージを壊すということで、一般にはあまり取り上げられてこなかった。しかし、「常識を超えた発想で現状を突破する」ことこそが、龍馬のもっとも龍馬たる部分であり、だからこそ「薩長同盟」や「大政奉還」という常人にはなしえない大事業をやり遂げられた、とも言える。本書では、そんな「悪の魅力」も含めた、聖人君子ではない人間・龍馬の魅力を紹介する―。
目次
序章 龍馬の密命
第1章 経済に強い志士「坂本龍馬」
第2章 龍馬は義賊か、海賊か
第3章 土佐藩の「贋金」製造工場
第4章 “龍馬マネー”はどこに消えた?
第5章 龍馬は“その先”に何を見ていたのか
著者等紹介
竹下倫一[タケシタトモカズ]
1967年、福岡県生まれ。西南学院大学経済学部中退。歴史研究家、フリーライター。大蔵省職員、出版社勤務を経た後、経済、法律、税務関係の著書論文を多数執筆。長年、江戸幕末期や近代の私経済について研究を重ね、歴史の裏側、経済の裏側などの分野でも精力的に執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えぬ氏もわるよのぉ
12
龍馬が直に贋金を作ったのではなく、土佐藩に贋金を作るように献策した。幕末はどの藩も財政難だったので贋金を作った藩はたくさんある。龍馬は、世の中は何をするにも、まず金が要るという考えだったので、志士として政治活動をする傍ら、海運業や開拓などを計画している。でも、それらはトラブル続きで利益が上がらなかったり、実行できなかったものばかり。どんな困難があってもめげないのが坂本龍馬だが、「どうしてこうもうまく行かないのか」と思うこともあっただろうな。2021/12/15
YnariY
0
自分用メモ *才谷・・・龍馬の変名 *吉田正春 吉田東洋の一人息子。 明治の外交官僚として活躍。 日本で最初にシルクロードの旅程を紹介した人。2010/07/27
nyaboko
0
やっぱり龍馬は土佐藩士で商人ですなぁ