出版社内容情報
徒士の子として生まれながら精進を重ねて望み得る最高位にまで昇進し、幕末外交史上に名を残した男の波乱の人生を描く、歴史長篇
内容説明
男は如何に底辺から這いあがり昇りうる最高の地位まで栄達を果たしたのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃこ
3
【初出「別冊文藝春秋」207号,209,211,213,215,218,219号。加筆修正、平成9/12/20刊行。文庫版「官僚川路聖謨の生涯」】豊後日田郡代の手代(百姓)の伜として生まれ、御家人の養子となり勘定奉行(旗本)まで異例の出世を遂げた川路聖謨の生涯を幼少期から慶応2年2月12日の自害までを綴った作品。仙石騒動をきっかけに出世街道を歩み始めるが、相次ぐ将軍,老中ら幕閣の交代によって振り回され続けながらも官僚らしくあろうと苦悩する姿が印象深い。/[2015ー014]2015/11/25
えちぜんや よーた
1
江戸幕府の勘定奉行って2種類のトップがいたんですね。勝手方と公事方。前者は財政担当、後者は司法担当。川路は公事方→外交担当を歴任2011/09/11
とくさん
0
徒士の子として生まれながら、精進を重ねて望み得る最高位勘定奉行にまで昇進し、フッチャーチンとの幕末外交史上に名を残した男・川路聖謨の波乱の人生を描く。維新ピストル自殺2021/07/15
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