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内容説明
6か国協議はこの先どうなるのか?米中は北朝鮮を一体どうしようとしているのか?拉致問題での日本の位置づけとは?知られざる外交戦略の深層に迫る。
目次
序章 6か国協議の行方(6か国の相互バランス;強気の北朝鮮―6か国協議(2006年12月) ほか)
1章 北朝鮮をめぐる米中の思惑(北朝鮮の心境;米国の豹変と北朝鮮の疑念 ほか)
2章 米中の東アジア外交戦略(核開発の誘惑・韓国;米国・韓国関係の緊迫 ほか)
3章 米中の東アジア軍事戦略(中国は脅威か;米中の相互軍事認識 ほか)
4章 日本の東アジア外交の実体(日中の歴史研究;日韓の歴史認識 ほか)
著者等紹介
浅井信雄[アサイノブオ]
国際政治学者。1935年新潟県長岡市生まれ。東京外国語大学卒業後、読売新聞社に入社。ジャカルタ、ニューデリー、カイロ各特派員、ワシントン支局長を歴任。退社後、アメリカ・ジョージタウン大学・戦略国際研究センター(CSIS)客員研究員、三菱総合研究所客員研究員、(財)中東調査会理事、神戸市外語大国際関係学科・大学院教授などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ceskepivo
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対北朝鮮関係を中心に米・日・中・韓・露関係を具体的な事例を示しつつ説明している。「イデオロギー的な共通体験というべき朝鮮戦争よりも、現実の国益の打算で中国・北朝鮮関係は動いている。政治における軍部の発言力も両国では違う」(76頁)、「共に戦った経験を持つ韓米関係は日米関係よりも濃いとの認識が韓国にはあるようだ」(93頁)。米中関係については、親密な友邦にもならず、紛争相手にもならないとの了解で進んでいくと思われるとの著者の指摘は(165頁)、まず妥当であろう。2011/02/20