角川ホラー文庫<br> スラッシャー廃園の殺人

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角川ホラー文庫
スラッシャー廃園の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041139868
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

異形のホラー作家・一藍が10億という巨額の費用をかけ、造りあげた廃墟庭園。そこでは行方不明者が続出し、遺体で発見される者も出た後、ついに作家自身まで謎の失踪を遂げた。そんな血腥い曰く付きの場所、“魔庭”をロケハンするために訪れた映画関係者たち。彼らに、想像を絶する恐怖と怪異が襲いかかる――! あらゆる場所に仕掛けとたくらみが張り巡らされた驚くべき庭園。そして、一行に執拗につきまとい、殺戮を平然と行なう黒怪人の正体とは? 絶叫必至、疾走感にあふれる驚愕のホラー・ミステリ。オマージュにした映画を紹介する、著者書き下ろしの「好事家のためのノート」も収録。

内容説明

視界を遮る巨大迷路、異形の彫像、そびえたつ塔。猟奇的な作風で知られる作家が10億円を投じて造り、惨殺死体が発見された曰く付きの廃墟庭園だ。新作のロケハンにやって来た映画関係者たちは、突如想像を絶する恐怖に遭遇する。神出鬼没で、嘲笑うように惨殺を繰り返す黒怪人、あちこちに巧妙に張り巡らされた罠―。誰が何のために?疾走する絶叫ホラー・ミステリ。映画への偏愛に満ちた「好事家のためのノート」も収録。

著者等紹介

三津田信三[ミツダシンゾウ]
奈良県出身。編集者をへて、2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。10年『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

97
三津田さんの今まで読んだ本とはかなり異なる範疇の本だと思いました。このような作品を書かれはじめたのかと思いましたが10年以上も前に発表されたものでした。ある作家が残したかなり奇妙な庭園がある屋敷が舞台となっています。そこでの映画を撮ろうとやってきた俳優などが相次いで殺されていきます。スプラッターホラーというのでしょう。私もかなり観てきたこの分野の映画についての「好事家のためのノート」が楽しめました。2024/04/01

チューリップ

8
猟奇的な作風の作家が大金をかけて作った廃墟の庭園。そこに撮影の為にやってきた役者やスタッフたっちが次々と謎の怪人に捕まり殺されていく。映画の撮影の話なのもあって、まさにそういうスプラッタホラーな話だった。惨殺シーンがどれもえぐくてうわあってなった。最後、逃げきれたのかとか捕まった人は助けられたのかとか謎のまま終わるので気になる。ホラーのあるあるで考えたら多分みんな逃げられなかったのかなとは思うんだけど。2024/04/12

5〇5

7
猟奇な廃園を舞台にしたB級スプラッターホラー映画そのまんまなんだよね。ホラー映画音楽を聴きながらノリノリで書き上げたってあるだけにホラー映画愛がつまってるみたいだね。ただし、それで終わらないのが著者なんだよな~。(K)2024/04/22

ドットジェピー

6
ハラハラドキドキしました2024/03/24

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