内容説明
長い低迷期を経て今、蘇るこの国の強い精神力とは!外交・防衛・歴史・教育・社会・政治・経済、この7つの断面から復活再生の条件を綴った著者渾身の書き下ろし。
目次
序章 日本人が忘れていた自信
第1章 外交―日本への悪意を知る
第2章 防衛―冬眠からの目覚め
第3章 歴史―あくまで自己を主軸に
第4章 教育―本当の自由とは何か
第5章 社会―羞恥心を取り戻す
第6章 政治―広く人材を野に拾う
第7章 経済―お手本を外国に求めない
著者等紹介
西尾幹二[ニシオカンジ]
昭和10年東京生まれ。東京大学文学部独文学科卒業、同大学大学院文学修士。文学博士。電気通信大学名誉教授、評論家。ニーチェ、ショーペンハウアーの研究を専門とする。その主著の翻訳者でもあるが、早くから西欧との比較に基づく文化論を展開し、文芸、歴史、教育、政治、世界情勢など日本をとりまくあらゆる問題について幅広い評論活動を精力的に行っている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
23
勝つ国家に変わる7つの提言との副題があるが、期待したほどのものではなかった。04年著であり当時の時事を話題にしている。北朝鮮は甘やかし続け今のような状態になってしまった。強い国家は一人一人の国民の意思から生まれる。2019/01/22
Ted
3
'04年11月刊。まず感じたのが、書名が「日本語として不自然」だということ。何度繰り返しても日本語のリズムになっておらず、どうも落ち着かない。「何に躓いたのか」なら分かるが。内容は時事的なものも多いので陳腐化は免れないが、主張の核心部分はちっとも古びていない。それどころか著者がこの時点で憂えていたことが現在、更に悪化している。平和ボケした日本人はまず、日本という国は地理的に米・露・支那・朝鮮という「日本封じ込めで利害関係が一致している国々」に完全包囲されているという現実の自覚から始めなければならない。2012/03/06