内容説明
キャッチャーかぶりの「赤いハンチング」、消えてしまった「セントラルパークの家鴨」、妹フィービーがつかもうとした「回転木馬の金色の輪」、かけつづけた「電話」、割れた“The catcher in the rye”の「レコード」…。ホールデンが残した「ライ麦畑」のキーワードを追う。
目次
1 ホールデンのニューヨーク(1949年12月の3日間;ホールデンの足跡をたどって)
2 『ライ麦畑』を読み解くキーワード(コールフィールド家の人々;ホールデンが残したキーワード ほか)
3 『ライ麦畑』の登場人物をおいかけて(ホールデンが出会った人たち;『ライ麦畑』をめぐる人物)
4 サリンジャーをつかまえろ!(サリンジャーの素顔とは;演劇にのめりこんだ幼少時代 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツナマヨ
1
「ライ麦」に縁のある地や登場人物などの解説に加え、J.D.サリンジャーの人となりを紹介してある。解説といっても割と大雑把。本に書かれている以上のことはほとんど無い。著者の解釈もそれほど深くはないが、サリンジャーについての話のほうが面白かったかもしれない。2012/10/10
nananacalling
0
各章の冒頭、著者がホールデンやサリンジャーに語りかけるみたな文章、狂信的な気持ち悪さを感じて良かった。いち作品だけでなく、そのバックボーンを知りたいと思うことは然るべきで 今までの向きあい方は甘かったし何故満ち足りた気になってたんか。いまも満ち足りない、、 ある人のサリンジャーの見方と 事実関係は すっぱり切り離してかんがえなければいけないよ。2020/03/10
-
- 和書
- 学校ななふしぎ