出版社内容情報
学校に夜いってはいけません。もし、いくとね…。「トイレの花子さん」他おなじみの学校の怪談に創作怪談を加えた7編のショートショート絵本。
内容説明
「トイレの花子さん」「音楽室のベートーベン」ほかおなじみの学校の怪談に創作怪談をくわえた、ふしぎでぶきみな7つの話。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年、東京都に生まれる。亜細亜大学教授。1986年に『ルドルフとイッパイアッテナ』(講談社)で講談社児童文学新人賞、続編の『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞、シリーズ4作目の『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞
山本孝[ヤマモトタカシ]
1972年、愛媛県に生まれる。大阪デザイナー専門学校編集デザインコース絵本科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ままこ
86
ヒンヤリとした文とアクの強い絵で描かれた学校のななふしぎ絵本。「れきだい校長かいぎ」や「おばけんぴっく」は怖いけどユーモアも感じられるが他の話は結構ヒッ‼︎とする怪奇現象…あんな目には絶対に遭いたくない。2018/10/28
nakanaka
79
知っているようで知らなかった学校の七不思議。というか諸説あるのでこれが本当の七不思議、というものは無いのかもしれません。私自身あまりこの手のものは興味がないのでトイレの花子さんくらいしか知りませんでした。トイレの花子さんの絵が強烈過ぎて息子がビビッていました。さすが山本孝さん!初めの花子さんがインパクトあり過ぎなので尻つぼみ感があるような。歴代校長先生の会議というものもありましたが一体何を議題にしているんでしょうね。2018/06/11
パフちゃん@かのん変更
70
うわ、この本読み聞かせしてみたい。怖がる子が多いか、笑っちゃう子が多いか・・・微妙ですね。校長先生の会議はもちろん笑うところでしょう。2014/07/26
へくとぱすかる
69
表紙がいちばん怖い。やはりそうかと思うけど、七不思議の筆頭は「トイレの花子さん」なんだな。中村希明『怪談の心理学』の最初の部分と並行読みしてみたが、よくぞ1世紀近く、形を変えて伝承され続けてきたものだと、集団としての好奇心の根強さに感心する。「音楽室のベートーベン」は、ピアノの音とか肖像画の視線を語るのがふつうかもしれないが、ここではもっと派手で恐怖。最後の「あの世のこくばん」は初めて読む話。因果応報。あらためて黒板とは学校らしさのシンボルなんだと思った。魑魅魍魎よりも虚無的でありえない怪異の方が怖い。2025/10/21
annzuhime
52
図書館本。図書館企画のシークレットブック。小学4年生の長女が楽しそうにみていました。トイレの花子さんや音楽室のベートーヴェン、理科室の人体模型。こういう話は何年経っても変わらないんだねと懐かしく思いました。4歳の三女もケタケタ笑いながら見ていました。『夜の学校行ってみたい!』と言っていたけど、ママは行きたくないなぁ。2023/08/02
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