内容説明
本書は、価値観の移り変わる時代に、己れの誇りを貫き通した者たちの生きざまを通して、「男の気概」とは何かを問いかける渾身の一冊である。
目次
1章 時代が変わっても、けっして変わらぬ「男の気概」とは―歳を重ねてなお、“自分”に背かぬ生き方(“いまの流れ”に踊らされるな;時代には“逆らい方”がある;不満を力に変える、自分の奮い立たせ方 ほか)
2章 あえて逆風に打って出る、この「器の大きさ」を見よ―経験力を最高に生かしきる頭の使い方(自分を縛るものをどう振り払うか;世間と自分の“正しい距離”を保つには;決断を迫られたときの、開き直り方 ほか)
3章 思うにまかせぬ人生だからこそ、「懐の深さ」がものを言う―不遇の時代を平然とやり過ごす視野の広げ方(不遇のときにこそ、その人の価値が試される;“負の体験”にも生かし方がある;この「懐の深さ」が、最後には人を動かす)
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年東京生まれ。東京都庁にて、広報室長、政策室長等を歴任後、79年に退職。以後は執筆活動に専念し、数々の話題作をあらわす。第43回芥川賞候補。99年春の叙勲では勲三等瑞宝章に選ばれる
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