目次
第1章 意外な発想を持たないとあなたの価値は出ない―迷ったら、危険な道に賭けるんだ(自分の大間違い;“モノマネ”人間には何も見えない ほか)
第2章 個性は出し方薬になるか毒になるか―他人と同じに生きてると自己嫌悪に陥るだけ(“爆発”発想法;道は一本か、十本か ほか)
第3章 相手の中から引き出す自分それが愛―ほんとうの相手をつかむ愛しかた愛されかた(愛の伝え方を間違えると;“その一瞬”を止める方法 ほか)
第4章 あなたは常識人間を捨てられるか―いつも興奮と喜びに満ちた自分になる(きれいになんて生きてはいけない;頭を遊ばせて世の中を見てみよう ほか)
著者等紹介
岡本太郎[オカモトタロウ]
1911年、東京生まれ。洋画家。パリ大学卒業。在学中、ピカソの作品に衝撃を受け、抽象芸術運動に参加。帰国後、前衛的な作品を次々に発表、国内はもとより国際的にも高い評価を受ける。大阪万国博の「太陽の塔」の創作、「芸術は爆発だ!」の言葉はあまりにも有名。1996年の没後も、独創的な作品は、幅広い世代の支持を受けている。その超個性派の生き方や遺された言葉は、いまも人々の心の中に生きつづけている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カニ
13
『今、この瞬間、まったく無目的で無償で、生命力と情熱のありったけ、全存在で❝爆発❞する。それがすべてだ』お馴染み❝芸術は爆発だ!❞の岡本太郎さんの本です♪人生時には❝爆発❞することも必要ですね☆2017/01/14
Ironyuc
9
大学1年の頃に読んで衝撃を受けたこの本を、大学生活を終えようとしている今、再び紐解いてみた。命を燃やすことが人生であり、生きるとは社会の中で安定しようとする甘えた自分と闘うことだ。本当はわかっていた。心の奥底には社会と対立するような本音がこびりついていることに気付いていた。見ないふりをして生きているだけなのだ。真っ向から自分の弱さと向き合い続けた岡本太郎の筆致を追いかけることで、改めて向き合うということの苦しさ、そして胸躍る情熱を思い出すことが出来た。これだから本というのは素晴らしい。2015/06/18
はと
6
この方が人生の中で実際に感じてきたことなのだと思われる説得力のある言葉がぎっしり。表現方法はとてもざっくりしているけれど、人生経験に裏打ちされたシンプルな文章は、心の深いところまで鋭く切り込んでくるようです。この方の生きることに対する爆発的なエネルギーと情熱は超人的だけど、書いてあることはとてもマトモです。そこまでのエネルギーはないけれど充実した人生がいいなあ、なんて虫のいい話はやっぱ無理よね、と改めて思い知らされました。第2章までが特におもしろかったです。2013/05/04
Ryuji
4
★★★☆☆『芸術は爆発だ』の岡本太郎さんの本。簡単に言うと「毎日を真剣に生きろ、ベストを尽くせ」「自分から目をそむけるな」「困難な道を選べ」ということだろうか・・・。結して斜め読みした訳ではないし、書いてある文章はとても読みやすく平易であるが、なかなか難しい。3回位再読すればよい本かもしれない。結婚すると恋人時代と違いお互いに寄りかかってしまうというところは、あ~~確かにそうだなと思った。2017/05/09
堆朱椿
4
とにかく大変カッコいい人だと思う。この本は読む人に力強く燃料投下してくれる(彼の意見に賛同するかどうかは置いといても)。今のアートは生活感を消し工業製品っぽくなってると思うのだけど、もし太郎氏が見たらやっぱり毒づくのだろうか。2015/08/01