内容説明
この一冊で、『三国志』のすべてがわかる!「黄巾の乱」から、「赤壁」、「五丈原」の戦いまで、英雄たちの命をかけた戦いの歴史。
目次
第1章 動乱―英雄起つ!搦み合う思惑の渦中(黄巾の乱―後漢に与えた決定的打撃;董卓の入洛―何進の私怨に始まった騒乱 ほか)
第2章 群雄―劉備・曹操・孫権覇権をかけた戦い(劉備・呂布の徐州争奪戦―曹操は許に献帝を迎える;宛城の夜襲―好色が招いた曹操の不覚 ほか)
第3章 激闘―赤壁の戦いと鼎立への胎動(新野・樊城の快勝―劉備を助ける徐庶の活躍;博望坡の火攻―「軍師」諸葛亮の登場を飾る勝ち戦 ほか)
第4章 鼎立―三国時代の到来と諸葛亮の活躍(益州奪取戦(その一)―招いてはならぬ客を呼んだ劉璋
益州奪取戦(その二)―劉備、益州を得て鼎立に一歩前進 ほか)
第5章 終焉―鼎立の幕を引いた英雄たちの死(司馬懿の遼東遠征―栄華を誇った公孫氏の滅亡;魏の興勢山攻撃―曹爽の無益な侵攻作戦 ほか)
著者等紹介
坂口和澄[サカグチワズミ]
1934年、東京市下谷区上根岸町生まれ。1956年、早稲田大学第一政治経済学部新聞学科卒業。レコード会社勤務後、フリーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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大岡 孝之
1
吉川三国志は死ぬほど読んでいるが大雑把な地図しかないので、結局地理感覚は一向につかめないまま。前からこのような本があればなあと思っていたのでまさに「出会い」だった。少々、残念なことは基本的に「演義」の世界の地図での解説本だったこと。でも、孔明のいわゆる北伐(姜維のそれも)が中原よりももっと西を中心に行われていたこと、などはよく分かった。さらに3Dで立体的にわかるような中身もあればさらにいい。あと、三国の外の他の国との関係とかもっとつかめればもっと見通しが良くなりそう。これはこの本に求めるものではないが。2011/10/07