内容説明
「神々の国」はなぜ独自の発展を遂げたのか…。日本古代史の謎めく実像に迫る。
目次
第1章 出雲の神々(オオクニヌシ―葦原中国の支配者が見せる二つの顔;スサノオ―高天原を追放された“荒ぶる神”の実像 ほか)
第2章 出雲の古社(出雲大社―“空中神殿”の可能性と西を向くオオクニヌシの謎;神魂神社―出雲国造家と密接な関係を持つ古社 ほか)
第3章 出雲の神事(諸手船神事―勇壮な海水のかけ合いにこめられた意味;青柴垣神事―「国譲り」をモチーフにコトシロヌシの死と再生を表現 ほか)
第4章 神庭荒神谷遺跡の世界(志谷奥遺跡―銅剣と銅鐸の出土がもたらした大きな「波紋」;三五八本の銅剣―出雲の「政治勢力」を証明した世紀の大発見 ほか)
第5章 加茂岩倉遺跡の世界(三九個の銅鐸―青銅器のクニ・出雲を決定づけた銅鐸の発見;入れ子・同笵品―さらに深まる加茂岩倉遺跡の謎 ほか)
著者等紹介
瀧音能之[タキオトヨシユキ]
1953年生まれ。駒澤大学教授。日本古代史、特に『風土記』を基本史料とした地域史の研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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