感想・レビュー
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きのやん
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15.3.16初版を読了。法華経が釈迦の説いた(とされる)八万宝蔵の精髄・経の王であること、葬式仏教の坊主が宗派の関係なく、葬儀で法華経を読む時に一番布施をふんだくる理由が分かった。「自身の生命の無限の可能性を信じよ」と訴える法華経は、抑圧された民衆の解放を促すために、古今東西の全権力者の脅威となる。日蓮が命を狙われたのも当然の帰結だ。新自由主義(グローバリズム)の支配を断罪し、世界の民衆の救済が可能な思想は、諦めの大地を叩き破って生まれた、法華経の精神・法華経の知慧に違いない。2024/04/30