出版社内容情報
待望の第二句集。第一句集『熊野曼陀羅』より10年、ここに収められた348句から堀本裕樹の10年に渡る軌跡を思い、それらを味わう者もまた自身の10年と向き合うことになるでしょう。
蒼海の一粟の上や鳥渡る 裕樹
私という人間はこの宇宙において、一粒の儚い粟に過ぎない。大海の波間に漂い翻弄されながらも、生きていくしかない。(あとがきより)
内容説明
第二句集。
目次
1 夜の濁音
2 蜜に震ふ
3 半島の向かう
4 火〓光背
5 壁を見る
著者等紹介
堀本裕樹[ホリモトユウキ]
1974年、和歌山県生まれ。國學院大學卒。「河」編集長を経て、俳句雑誌「蒼海」を創刊、主宰。俳人協会幹事。第二回北斗賞、第一句集『熊野曼陀羅』で第三十六回俳人協会新人賞、『富士百句で俳句入門』で第十一回日本詩歌句随筆評論大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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