扇 - 性と古代信仰

扇 - 性と古代信仰

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409540114
  • NDC分類 387
  • Cコード C0039

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とまる

5
現代の性器信仰は、子孫繁栄に繋げられることが殆どだ。が、古代の女性器信仰というのはそれだけでなく 仏教以前の死生観から「死んだらもと来た所へ帰り、生まれ変わる」という〈再生の場〉として信仰の対象になっていた。沖縄の鬼餅の話も本州の俗信と比較すると興味深い。 冒頭の扇の話で、昔は男性器を描いていた祭の扇には いまでは馬が描かれている という話があった。フロイトの精神分析でも男児が「男性としての父親」に抱く恐怖や葛藤は馬の形をとるが、オースオリア人にとっても日本人にとっても馬は男性器の象徴なんだな…。2011/11/12

マープル

5
著者の最初の著作だそうでエネルギッシュで気迫に圧倒される感じがした。副題にもあるように神社の祭りや沖縄の御嶽(ウタキ)の構造に「性」を読み取っていく様は圧巻。刊行されたのが1970年で当時はまだタブー視する風潮が根強くあったという。そりゃそうだろうなと思いつつも、なんかフロイトを読んでるような気分になったのも事実(笑)。なんでもかんでもそういう解釈かよ、という。いや、面白かったんですけどね。あと、日本って昔から女が強かったんだね、とも。卑弥呼といい天照大神といい、この著者といい(^^ゞ。2011/10/14

kaguyam

4
40年近く経過してからの新版とは…?? と思いながら読んだのだけど、面白かった。 行動力・思考力、決して衰えるものではないのだなぁとしみじみ思いました。 何と言っても人間界の代表選手は女性である。種を享けて、新しい生命をその中に育むもの、それは女であり、女は地母霊の象徴である。2021/10/01

Junko Yamamoto

2
沖縄には古代日本が残っている。2019/09/11

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