出版社内容情報
その歴史は人びとの体調のせいで変わったかもしれない
歴史学に新たな視野を切り拓く意欲作
日本史上もっとも波瀾に満ちた幕末維新の日々を、人びとはどう生き、何を考え行動し、老い、病み、死んでいったのか。徳川慶喜、孝明天皇などの権力者をはじめ、九州小倉の無名の庄屋・中村平左衛門まで、その人生を、老いと病の視点から捉え直し、存在の奥底にまで迫る歴史学の新たな試み。
【著者紹介】
1950年大分県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。中央大学博士(文博乙第9号)。中学・高校の教員を経て、現在、大阪経済大学経済学部教授。専攻は幕末維新史。最近の著書に、『もうひとつの明治維新 幕末史の再検討』(編者、有志舎、2006年)、『幕末の朝廷 若き孝明帝と鷹司関白』(中公叢書、2007年)、『西郷隆盛と幕末維新の政局 体調不良問題から見た薩長同盟・征韓論政変』(ミネルヴァ書房、2011年)、『徳川慶喜(人物叢書)』(吉川弘文館、2014年)など。
内容説明
日本史上もっとも波瀾に満ちた幕末維新の日々を、人びとはどう生き、何を考え行動し、老い、病み、死んでいったのか。徳川慶喜、孝明天皇などの権力者をはじめ、九州小倉の無名の庄屋・中村平左衛門まで、その人生を、老いと病の視点から捉え直し、存在の奥底にまで迫る歴史学の新たな試み。大病を患った著者自身の経験があったからこそなしえた、ベテラン研究者による円熟の成果。
目次
第1部 中央政局に登場する著名人の老病死(長年の研究と近年の研究の特色;超高齢化社会の到来と問題点;中央政局に登場する著名人の老病死)
第2部 地域指導者と民衆の老病死(中村平左衛門と彼の家族;中村平左衛門の老いと病気;地域住民の暮しと老病死;幕末最終段階の中村平左衛門と民衆)
著者等紹介
家近良樹[イエチカヨシキ]
1950年、大分県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。中央大学博士(文博乙第9号)。中学・高校の教員を経て、大阪経済大学経済学部教授。専攻は幕末維新史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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