内容説明
人、金、物、情報、医療等、国家の境界を超えるグローバリゼーション。私たちはそれをどう判断し、何ができるのか。本書は、現代社会を規定している(オルター・)グローバリゼーションの動きを、思想・心理・文学等、文化のレヴェルから敢えて問い直し、現状とは別の可能性を求める試みである。
目次
もうひとつの世界はほんとうに可能なのか?―オルター・グローバリゼーション運動の現在
ウィリアム・バロウズは地域通貨の夢を見るか?―紙幣に見るアメリカのグローバリゼーションとオルタナティヴ
四足の時代に戻る人間―「シッステム」を解読する試み
グローバリズムとアメリカの精神分析
抽象への逃走―脱規範的思想傾向のメタクリティーク
「書くこと」へ
「主人」と「奴隷」の解放―グローバリゼーションの弁証法
肯定と抵抗―序説
甲南大学人間科学研究所特別企画研究会『デリダ、異境から』―上映会&トーク
著者等紹介
港道隆[ミナトミチタカシ]
1953年生。パリ大学第1大学哲学科博士課程修了。哲学・思想史専攻。甲南大学文学部人間科学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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