感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
9
◆占領統治に関わったアメリカ人へのインタビューを基にした『週刊新潮』連載ルポ。連載は1968年〜、単行本は1970年刊。『敗北を抱きしめて』のお手軽副読本、といった読み方もできるかもしれない。◆だいぶ前にワールド・エンズ・ガーデンで買ったもの。2019/08/23
中納言
1
日本の占領期を、占領軍の立場から描いたノンフィクション。まだ、存命中だった占領政策担当者のインタビューは興味深い。2011/09/17
がんぞ
0
五大国の一つであった日本が「軍部の政局支配により対米開戦という愚かしい決断に至った」という通念は、米国の開戦意欲を隠匿している。昭和16年当時、開戦を避ける事ができたのはルーズベルト・チャーチル・スターリンに匹敵する「悪魔の狡智」の持ち主だけだっただろう。「米国も戦争は嫌だろう」という自己に類して相手を察する思い込みもあった。ほか、「英ソの天皇戦犯要求」謝絶と引き換えに、日本に「平和憲法」を呑ませようとした駆け引きも狡猾ではある、だが英国人に似て卑怯で米国人に似て無学な日本人はその憲法を喜んで受け入れた!2012/10/16
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