感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sasha
3
まだドイツが東西に分裂していた頃、両ドイツの公文書から資料を探し出してナチス政権下で発生したクリスタル・ナハト「水晶の夜」の実態を検証する。ん~、資料の寄せ集めっぽいけれど、限りなく官制暴動に近い襲撃事件だったのではないかと思えるね。そもそもの発端となったフランスのドイツ大使館員暗殺事件だって、アーリア人vsユダヤ人て公式ではなさそう。それにしても、ひとりのアーリア人の命の為に多くのユダヤ人が報いを受けなくてはいけないって発想は完全に狂っているわ。2014/07/19
ルナティック
1
これは読み手次第になってしまう本だと思う。正直読みにくいでしょ?でもドキュメント部分は、読み応え十分。ヒルバーグ「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」にも取り上げられた会議部分がより詳細になっていたので、私は万々歳。裁判を公にするか否か部分は、どこまで信じれば良いのか?すべてを信じる気にはなっていないが、これはこれで!ひとつの方向を見せてくれた一冊だと思う。2018/01/26
にやり2世
0
まとまりがない。グリューンシュパンがイイ男ってのはわかったけど。会議の会話文ではその異常さに気づくヤツはいなかったみたいで。2013/12/07
かなた
0
資料断片。2013/03/16
モック
0
様々な資料の断片から水晶の夜とそれに至るまでにどのようなことが行われていたかが書かれている。だがまとめに於いて「全てが事実であるという確証はない」としている。しかしユダヤ人の医者や犠牲者によって書かれたドキュメントも入れられており生々しさが伝わるものだった。2012/10/27