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内容説明
スタイルの交替をかさね「現代美術史」を一気に駆け抜けたマレーヴィチ、抽象絵画に不可欠の「崇高」を独自なかたちで昇華する無対象絵画を完成。だが、「最後の一枚」のその先へと画家の造形思考は止まるところを知らない。絵画の臨界点を突き破り、ポストスプレマチズム「絵画」をふたたび始動、ウノヴィス結成、さらにアルヒテクトン、プラニト等と新たな世界建設へ。言葉と造形と実践が相争う場=マレーヴィチの問いを明かす世界初の試み。
目次
第1章 マレーヴィチという問い
第2章 「スタイル」の交替―現代美術史
第3章 スプレマチズムへ/からの生成変化
第4章 “太陽の征服”上演
第5章 思想としての無対象
第6章 世界の造形
著者等紹介
大石雅彦[オオイシマサヒコ]
1953年生。早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。早稲田大学文学部教員。専攻はロシア・アヴァンギャルド、文化記号論
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